ロサンゼルス・レイカーズ、メンフィス・グリズリーズとのプレーイン・トーナメントに敗れ、２シーズン連続でポストシーズン進出を逃したゴールデンステイト・ウォリアーズ。リーグ屈指のスーパースター、ステフィン・カリーが２年続けてプレーオフの舞台にいないことに、寂しさを感じたファンも多かっただろう。

　一足早いオフシーズンを迎えているカリーは、自身不在の今季プレーオフをどう見ているのか。６月12日（日本時間13日）、オークランドのコミュニティへの貢献活動について妻アイーシャとともにインタビューを受けたカリーは、２年続けてプレーオフを逸した現在の心境、そして今季のファイナル予想について語っている。

「僕はプレーしていないからといって、観戦もしないようなタイプではないよ。ただ、最初のメンフィスとユタ（ジャズ）の試合を観ている時は、まだプレーオフに自分が出場できていないことへの苦しさを凄く感じた。自分は今、プレーしているべきだと強く思ったよ。でも、それが終わってからはずっと楽だね。僕は観るのもプレーするのも大好きなんだ」
  　プレーオフで敗退した後、以降の他チームの戦いを観たくないと思う選手も多いだろう。しかしカリーは、最初こそ悔しさを感じたものの、その後は楽しく観戦しているという。

　そして、カリーは続けて「僕は今、シクサーズのファンなんだ」と切り出した後、ファイナルの対戦カードとＭＶＰ受賞者を大胆予想。頂上決戦に上がるのはフィラデルフィア・セブンティシクサーズとジャズで、優勝はシクサーズ、そしてファイナルＭＶＰには、なんと弟のセス・カリーの名前を挙げた。

　シクサーズが優勝し、セスがファイナルＭＶＰを獲得するためには、ジョエル・エンビードやベン・シモンズ、トバイアス・ハリスといった実力者たちを凌ぐ大活躍を披露しなければならない。ただ、過去には2014年のカワイ・レナード（当時サンアントニオ・スパーズ／現ロサンゼルス・クリッパーズ）や2015年のアンドレ・イグダーラ（当時ウォリアーズ／現マイアミ・ヒート）といった、意外な選手が戴冠したこともある。ステフィンがどこまで本気かはわからないが、セスはここまでのプレーオフ８試合で平均16.6点、フィールドゴール成功率54.3％、３ポイント成功率44.9％と絶好調なだけに、ラッキーボーイ的な活躍を見せて受賞する可能性もあるかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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