日本代表

馬場雄大がオーストラリアNBLのチャンピオンに!ベンチから11得点、最後は優勝を決定づけるダンクで海外リーグ初戴冠<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.06.25

NBLグランドファイナル第3戦、メルボルン・ユナイテッドの馬場は11得点をあげる活躍で優勝に貢献した。(C)Getty Images

 日本代表の馬場雄大が、オーストラリアのバスケットボールリーグNBLで頂点に立った。

 馬場の所属するメルボルン・ユナイテッドは、レギュラーシーズンを28勝8敗で首位通過。第1シードでポストシーズンに進出すると、セミファイナルでサウスイーストメルボルンフェニックスを2勝1敗で破り、第2シードのパース・ワイルドキャッツとのグランドファイナル(優勝決定シリーズ)に駒を進めた。

 6月18日に開幕した3戦先勝方式のグランドファイナルでも、ユナイテッドは敵地で2連勝。83-74で勝利した第2戦、馬場はチーム2位の15得点、4リバウンド、1アシスト、1スティール、1ブロックの活躍で勝利に貢献した。

 そしてホームで迎えた25日の第3戦。ユナイテッドは第1クォーターを30-21でリードするも、第2クォーターに反撃に遭い、42-39で前半を終了。馬場は前半2得点にとどまったものの、チームの攻撃が停滞した第3クォーター残り1分41秒には、リバウンドから速攻を仕掛け、ファウルを誘って2本のフリースローを沈めた。
 
 さらに第4クォーター開始直後、馬場はリードを9点に広げる3ポイントをヒット。その後もフリースローを着実に沈め、極めつけは3点リードで迎えた残り3秒。チームの優勝を決定づけるダンクを叩き込み、81-76でユナイテッドが3年ぶり6度目の頂点に立った。

 勝負所の第4クォーターですべてコートに立ち続けた馬場は、試合を通じてチーム4位の23分43秒プレーし、11得点(フィールドゴール3/7、3ポイント1/3、フリースロー4/4)、2リバウンド、1アシストを記録。インカレ3連覇をはじめ数々のタイトルを獲得した筑波大、連覇に貢献したBリーグのアルバルク東京時代に続き、東京五輪を前に新たな勲章を手にした。

構成●ダンクシュート編集部
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【動画】優勝を決定づけるダンク!大一番で攻守に躍動した馬場雄大の第3戦ハイライト