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日本代表

馬場雄大が15得点の活躍でNBL制覇へ王手! 前半終了間際には“超ロング”ブザービーターも<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.06.21

NBLの優勝決定シリーズ第2戦。馬場はチーム2位の15得点をあげる活躍で勝利の立役者となった。(C)Getty Images

NBLの優勝決定シリーズ第2戦。馬場はチーム2位の15得点をあげる活躍で勝利の立役者となった。(C)Getty Images

 オーストラリアのバスケットボールリーグ、NBLに挑戦中の馬場雄大が、リーグ制覇に王手をかけている。

 馬場の所属するメルボルン・ユナイテッドは、レギュラーシーズンを28勝8敗で首位通過。第1シードでポストシーズンに進出すると、セミファイナルでサウスイーストメルボルンフェニックスを2勝1敗で破り、第2シードのパース・ワイルドキャッツとのグランドファイナル(優勝決定シリーズ)に進んだ。

 3戦先勝方式のグランドファイナルは6月18日に開幕。ユナイテッドは初戦で後半に逆転して73-70で勝利を飾ると、第2戦も83-74で制して王手をかけた。馬場は初戦こそ10分43秒の出場で無得点に終わったが、第2戦で本領を発揮。ベンチから25分11秒間コートに立ち、チーム2位の15得点、4リバウンド、1アシスト、1スティール、1ブロックの活躍で勝利の立役者となったのだ。

 この日の馬場は攻守で持ち味を発揮した。第1クォーター、チームは20-28とリードを奪われたものの、第2クォーターに反撃に転じ、残り5分43秒に馬場がコートイン。入ってすぐに1点差に迫る3ポイントを沈めると、残り1分44秒には再び3ポイントをヒット。さらに前半終わり間際には、ディフェンシブ・リバウンドを確保し、ハーフコート手前から鮮やかなブザービーターを突き刺してみせた。
 
 馬場のこのクォーター3本目の3ポイントで同点に追いついたユナイテッドは、後半さらに勢いを増し、大半の時間帯でリードを奪って快勝。馬場は後半もスティールからのドライビングレイアップやブロックなど攻守で見せ場を作り、チームの勝利に貢献した。

 試合後、馬場は「チームメイトが『ボールを持ったらシュートを打ち続けろ』と言ってくれた。その言葉を信じて、決められて良かった」とコメント。ホームに戻って迎える25日の第3戦も「アグレッシブにディフェンスしてシュートを決めるという自分の仕事をするだけ」と意気込んだ。

 筑波大学ではインカレ3連覇をはじめ数々のタイトルを獲得し、Bリーグでもアルバルク東京で連覇に貢献。常に各ステージの最前線で輝きを放ってきた日本代表の切り込み隊長は、挑戦1年目のオーストラリアでも頂点まであと一歩に迫っている。優勝がかかった第3戦、勝利に導く馬場の活躍に期待したい。

構成●ダンクシュート編集部
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