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NBA

カーHCが“元教え子”デュラントと“元同僚”ジョーダンを比較「KDはさらに才能に恵まれている。ただ…」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.06.27

カーHCとデュラントは2016~19年にウォリアーズで3シーズン共闘。今夏の東京五輪で再びタッグが実現する。(C)Getty Images

カーHCとデュラントは2016~19年にウォリアーズで3シーズン共闘。今夏の東京五輪で再びタッグが実現する。(C)Getty Images

 ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントは今季、プレーオフで平均34.3点をマークするなど、右足アキレス腱断裂からの完全復活を印象づけた。東京五輪のアメリカ代表メンバーにも名を連ねたこの32歳のスーパースターを、かつて指導したゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カー・ヘッドコーチ(HC)が“神様”マイケル・ジョーダンと比較して注目を集めている。

 2019年のNBAファイナル第5戦で右足アキレス腱断裂の重傷を負い、2019-20シーズンを全休したデュラントは今季、552日ぶりに公式戦に復帰。左ハムストリングを痛めて約2か月戦列を離れた期間はあったが、レギュラーシーズン35試合に出場して平均26.9点、7.1リバウンド、5.6アシスト、フィールドゴール成功率53.7%、3ポイント成功率45.0%という成績を残した。

 プレーオフでも平均34.3点、9.3リバウンド、4.4アシスト、フィールドゴール成功率51.4%、3ポイント成功率40.2%を記録。ミルウォーキー・バックスと対戦したカンファレンス準決勝でチームは敗退となったが、第5戦で49得点、17リバウンド、10アシストのトリプルダブル、最終戦でもプレーオフ第7戦史上最多となる48得点とハイパフォーマンスを披露した。
 
 シリーズ敗退後、すぐに東京五輪参戦を表明したデュラントは、2012年のロンドン五輪、16年のリオデジャネイロ五輪に続く自身3回目の金メダル獲得を目指す。2016~19年にウォリアーズで指揮官と選手の関係にあり、アメリカ代表ではアシスタントコーチを務めるカーHCは、2連覇&2年連続ファイナルMVPと栄冠を分かち合ったデュラントに対して、『NBC Bay Area』のインタビューで「再びコーチングできるなんて心が躍るよ」と語り、手放しで称賛している。

「KDは我々に素晴らしい3年間を与えてくれた。ワンダフルな関係だった。ケガという不運な形とともにチームを去ったことに人々はフォーカスしたがるが、彼がオリンピックに参加し、再び指導できることに興奮している」

 そのなかでカーHCが引き合いに出したのが、1996~98年にシカゴ・ブルズで3連覇を果たした際にチームメイトだったジョーダンだ。“神様”と呼ばれ、言わずと知れた史上最高のレジェンドの1人だが、デュラントはそのジョーダンをも超え得ると主張したのだ。
 
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