専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

【NBAファイナル】バックスが50年ぶりのリーグ頂点に!MVPは平均35.2点、13.2リバウンドのアデトクンボ<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.07.21

MVPのアデトクンボは本日の試合でプレーオフ最多の50得点。苦手なフリースローも19本中17本を決め、バックスを50年ぶりの優勝に導いた。(C)Getty Images

MVPのアデトクンボは本日の試合でプレーオフ最多の50得点。苦手なフリースローも19本中17本を決め、バックスを50年ぶりの優勝に導いた。(C)Getty Images

 7月20日(日本時間21日)、ウィスコンシン州ミルウォーキーのファイサーブ・フォーラムでミルウォーキー・バックスとフェニックス・サンズのNBAファイナル第6戦が行なわれた。

 バックスが3勝2敗と優勝に王手をかけて迎えたこの試合、バックスはドリュー・ホリデー、クリス・ミドルトン、PJ・タッカー、ヤニス・アデトクンボ、ブルック・ロペス、サンズはクリス・ポール、デビン・ブッカー、ミカル・ブリッジズ、ジェイ・クラウダー、ディアンドレ・エイトンと、過去5戦と同じメンバーがスタメンに名を連ねた。

 ティップオフから両チームともショットミスやターンオーバーが目立ち、なかなか点数が伸びない。それでもホームのバックスは、残り4分からアデトクンボや控えのボビー・ポーティスの3ポイントなどで14-3とサンズを突き離し、29-16と13点のリードで第1クォーターを終える。

 第2クォーターに入りサンズは反撃を開始。ベンチのキャメロン・ペインの連続得点、キャメロン・ジョンソンの3ポイントら10連続得点で点差を1桁に縮め、残り5分半にはポールのレイアップで同点、そしてエイトンのフリースローで逆転に成功する。その後もポールは着実にジャンパーを決め、このクォーターで10得点をマークした。

 一方のバックスは、ミドルトンがクォーター中盤に3つ目のファウルを吹かれてしまう。攻撃ではアデトクンボが17得点、ポーティスが10得点をあげたものの、第5戦で27得点を叩き出したホリデーが2得点、フィールドゴール9.1%(1/11)と振るわず。結局、第2クォーターはサンズが31-13と圧倒し、47-42と試合をひっくり返して前半を終えた。
 
 後半開始早々、バックスはアデトクンボの3ポイントプレーと3ポイントで点差を詰め、不得手のフリースローも高確率で沈めて逆転。サンズもクラウダーの4ポイントプレーで再びリードを奪うが、バックスはロペスのフローターと豪快なダンク、さらに難しいジャンパーも決めて波に乗る。

 残り4分にエイトンが4つ目のファウルをコールされてベンチへ下がったが、サンズはセカンドチャンスからクラウダーの3ポイント、ブッカーの3ポイントプレーで食らいついていく。エイトンの代わりに投入されたフランク・カミンスキーも好プレーを披露し、バックスのミスにも助けられ、77-77の同点で最終クォーターへ。

 第4クォーター序盤は、ホリデーが3ポイントを決めればポールが3ポイントプレーで返すなど一進一退の展開となる。しかしサンズは残り8分にエイトンが5つ目のファウルで再びベンチに退く。マッチアップ相手が下がったことでアデトクンボは自在にゴール下にアタックし続け、フリースローから着実に加点しリードを奪う。

 粘るサンズも残り1分14秒にクラウダーがフリースローを決めて96-100と4点差に迫る。だがバックスは、残り57秒にミドルトンがタフショットをねじ込みリードを拡大。次のオフェンスでもミドルトンが2本のフリースローを決め、残り9.8秒にはアデトクンボがこの日50点目となるフリースローをヒット。最終スコア105-98でバックスが勝利を収め、1971年以来となる優勝を飾った。

 バックスはアデトクンボがプレーオフ最多の50得点に加えて14リバウンド、5ブロック、ミドルトンが17得点、ホリデーが12得点、9リバウンド、11アシスト、4スティール、ロペスが10得点、8リバウンド、ポーティスが16得点をあげた。

 MVPはシリーズ平均35.2点、13.2リバウンド、5.0アシスト、1.8ブロックをマークしたアデトクンボが輝いた。

 サンズはポールが26得点、5アシスト、ブッカーが19得点、クラウダーが15得点、13リバウンド、エイトンが12得点、ペインが10得点をあげたが一歩及ばず、フランチャイズ初優勝はならなかった。

構成●ダンクシュート編集部
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号