東京五輪

「誇りに思えるプレーを」「選ばれなかった選手の分まで」“史上最強”の日本を率いる八村塁と渡邊雄太が意気込み<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.07.24

開会式で旗手を務めた八村擁する“史上最強”のバスケ日本代表は、五輪で新たな歴史を刻めるか。(C)Getty Images

 7月23日、東京オリンピックが開幕を迎えた。バスケットボール日本代表は、1976年のモントリオール大会以来45年ぶりの大舞台に挑む。

 日本は現役NBA選手の八村塁(ワシントン・ウィザーズ)、渡邊雄太(トロント・ラプターズ)、オーストラリアリーグのNBLでプレーする馬場雄大(メルボルン・ユナイテッド)中心に、"史上最強"と言われており、地元大会で旋風を巻き起こすことが期待されている。

 大会前にキャプテンの渡邊は「オリンピックという大きな大会で12人の中に入ることができ、しかもキャプテンとして選んでいただけたことをすごく誇りに思う」とコメント。

 続けて「ただ、今までずっと代表合宿を頑張ってきた方が落選し、僕は途中から合流したにも関わらず、選んでいただいたことを本当に感謝しなければいけないと思っている。選ばれなかった他の選手たちの分まで頑張らなければいけない気持ちでいる」と意気込みを語った。

 23歳で日本のエースを務める八村は「僕が夢に見ていた舞台でプレーできることがとても楽しみ。チームメイトやコーチの皆さん、そしてスタッフの皆さんとともに日の丸を背負い、一生懸命チーム一丸となって日本中が誇り高く思えるようなプレーをしたい。皆さん応援よろしくお願いします」と述べた。
 
 今大会で日本はグループCに入っており、初戦は2019年のワールドカップで優勝を果たしたFIBAランキング2位のスペイン、2戦目はルカ・ドンチッチ率いるスロベニア(16位)、3戦目はアルゼンチン(4位)と激突する。

 42位の日本にとってはいずれも格上で厳しい戦いが予想されるが、大会前の強化試合では、ルディ・ゴベア(ユタ・ジャズ)やエバン・フォーニエ(ボストン・セルティックス)、ニコラ・バトゥーム(ロサンゼルス・クリッパーズ)といったNBA選手率いるフランス(7位)を下し、世界を驚かせた。

 なお、日本のオリンピックでの最高成績は、36年ベルリン大会の9位(2勝1敗)、前回大会(76年)は1勝6敗で12か国中11位、19年のワールドカップでは1勝もできず(0勝5敗)で32か国中31位で大会を終えている。

 史上最強の"アカツキファイブ"は、強化マッチで強豪を撃破した勢いを本戦でも維持し、新たな歴史を刻むことができるか。

構成●ダンクシュート編集部

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