いよいよ幕を開ける東京五輪。直前に迫った開会式でひときわ注目を集めるのが、日本選手団の旗手を務める男子バスケットボール代表の八村塁だろう。世界中が注目する檜舞台での大役について、母校・ゴンザガ大も誇らしげに報じている。

　ゴンザガ大は公式ホームページで、「ハチムラはオリンピックで日本を牽引する準備ができている」と題し、八村が旗手に抜擢されたことや、開会式と日本代表の試合スケジュールなどを紹介。

「彼は2016年に史上５人目の日本出身NCAAディビジョン１選手としてゴンザガに加わり、2017年にNCAAトーナメントでプレーする初の日本人選手になりました」と、ゴンザガ大での経歴を綴り、同大で残した数々の賞歴も記している。
  「ハチムラは2019年『ジュリアス・アービング・スモールフォワード・オブ・ジ・イヤー』を受賞しました。また、ウエスト・コースト・カンファレンスの最優秀選手、USBWA（全米バスケットボール記者協会）第９地区の最優秀選手でもありました。彼はNABC（全米バスケットボールコーチ協会） 、USBWA、ウッデン・オールアメリカンの１stチームに選ばれています。彼は３年時の2018－19シーズンに平均19.7点を記録しました」

　日本で生まれ育ち、バスケットボールに出会い、そして本場アメリカでその才能を開花させた八村。今回、東京五輪の開会式で日本選手団の先頭を歩く姿は、日本のファンはもちろん、アメリカで彼に関わった人々にとっても誇らしく映るに違いない。

構成●ダンクシュート編集部