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東京五輪

【東京五輪】王者アメリカがまさかの初戦黒星!五輪での敗戦は2004年アテネ大会以来17年ぶり<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.07.25

大会4連覇を目指すアメリカはフランスに敗れて黒星スタート。エースのデュラントは10得点に終わった。(C)Getty Images

大会4連覇を目指すアメリカはフランスに敗れて黒星スタート。エースのデュラントは10得点に終わった。(C)Getty Images

 7月25日、東京五輪の5人制男子バスケットボールが開幕。予選ラウンドのグループAで大会4連覇を狙うアメリカ(世界ランキング1位)は、初陣でフランス(同7位)に76-83で敗れる波乱の幕開けとなった。

 アメリカはNBAで4度の得点王を誇るケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)を筆頭に、デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレザーズ)、ザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ)、ドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、バム・アデバヨ(マイアミ・ヒート)のオールスター経験者5人が先発。

 2年前のワールドカップ準々決勝で敗れた因縁の相手に対し、アメリカは先制を許すも、激しい守備からリズムを掴み、22-15で第1クォーターを終える。第2クォーターはフランスが誇るNBAプレーヤー、ルディ・ゴベア(ユタ・ジャズ)とエバン・フォーニエ(ボストン・セルティックス)らの活躍で点差を縮められる場面もあったが、リラードやラビーンの長距離砲で跳ね返してリードを渡さず、45-37と8点差で折り返した。
 
 しかし後半、フランスは216cmのゴベアと213cmのヴィンセント・ポワリエのセンター2人起用で高さのアドバンテージを奪い、形勢逆転。第3クォーターを終えて56-62と試合をひっくり返す。

 第4クォーター、アメリカは7月のNBAファイナルでミルウォーキー・バックスの優勝に貢献し、合流したばかりのドリュー・ホリデーの攻守にわたる活躍で再逆転に成功。だが残り57秒にフォーニエの3ポイントで74-76とリードを奪われると、その後は決め手を欠き、初戦でまさかの黒星を喫した。

 アメリカが五輪で敗れるのは2004年アテネ大会以来17年ぶり。過去3大会は無敗で頂点に立ったが、今大会は暗雲立ちこめる船出となった。チーム最多得点はホリデーの18得点、エースのデュラントはファウルトラブルに苦しみ10得点に終わった。フランスはフォーニエが両軍最多の28得点、ゴベアが14得点、9リバウンドをマークしている。

 アメリカは次戦28日、初戦でチェコに敗れたイラン(同23位)と対戦。フランスは同日にチェコ(同12位)と対戦する。

構成●ダンクシュート編集部
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