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東京五輪

「35分戦うことはできた」馬場雄大がスペイン戦で得た“自信”。ドンチッチ擁するスロベニア戦は「自分にとってのものさしに」【東京五輪】

ダンクシュート編集部

2021.07.27

馬場はスペイン戦で7得点、2スティールに加え、チーム最多の5アシストを記録した。(C)Getty Images

馬場はスペイン戦で7得点、2スティールに加え、チーム最多の5アシストを記録した。(C)Getty Images

 八村塁、渡邊雄太とともに今年のオリンピックで日本代表の主軸を担う馬場雄大。25歳のスウィングマンは、7月26日に行なわれたスペインとの初戦で先発出場を飾り、その八村(36分48秒)と、渡邊(35分41秒)に次いでチーム3位の30分57秒コートに立った。

 馬場はこの試合で7得点に終わったが、第2クォーター開始早々に身体能力を生かしたスティールからダンクを決めて見せ場を作り、さらにはチーム最多タイとなる5アシストをあげて日本を支えた。

 ゲーム後に馬場は「(40分のうち)35分を通して戦うことはできたと思っている。しかし、第2クォーターの残り5分に、リズムを崩してしまったのが残念だった。それでも後半にしっかり取り戻すことができ、それは今まではできなかった部分。巻き返す力があるという確信を持てましたし、この負けを次に生かしていきたい」と総括した。
 
 八村、渡邊とともに2019年のワールドカップに出場経験がある馬場は、「ワールドカップ以降、自分たちの長所や課題にフォーカスしてきた。あの時と比較しても、通用する部分が多かったと思うので、そこはポジティブな変化」と、2年間の成長を感じているようだった。しかし「このレベルで勝つためには、もっと精度を高めていかなければいけない」と新たな課題も述べている。

 次に日本が対戦するスロベニアには22歳でNBAのスーパースターとなったルカ・ドンチッチがいる。試合でマッチアップも予想される馬場は、「彼を止めるか否かで自分たちの結果も変わってくる。そこに関しては、責任を持ってディフェンスしていきたい。世界のトップ選手であり、自分にとってのものさしにもなるので、そこを意識しながらチームのために戦っていく」と決意を新たにした。

構成●ダンクシュート編集部

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