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NBA

ウエストブルックがレイカーズへ電撃移籍!レブロン、デイビスとの超強力ビッグ3で王座奪還へ<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.07.30

リーグ屈指の万能司令塔ウエストブルック(左)がレブロン&デイビス擁するレイカーズに電撃加入した。(C)Getty Images

リーグ屈指の万能司令塔ウエストブルック(左)がレブロン&デイビス擁するレイカーズに電撃加入した。(C)Getty Images

 7月29日(日本時間30日、日付は以下同)のNBAドラフト当日に、衝撃の大型トレードが合意に至った。

 ロサンゼルス・レイカーズはカイル・クーズマ、モントレズ・ハレル、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープと今年のドラフト1巡目22位の指名権を放出し、ワシントン・ウィザーズからラッセル・ウエストブルックと2本のドラフト2巡目指名権(2024、28年)を獲得したと『ESPN』が報じた。

 昨季開幕前にヒューストン・ロケッツからトレードでウィザーズへ加入したウエストブルックは、得点・リバウンド・アシストの3拍子揃った32歳の万能型ポイントガード。今季は自身4度目となる平均トリプルダブル(22.2得点、11.5リバウンド、11.7アシスト)に1.4スティールを残し、ウィザーズを3年ぶりのプレーオフへと導く殊勲者となった。

 カリフォルニア州ロングビーチ出身で、大学時代(UCLA)まで同州で過ごしてきたウエストブルックにとって、レイカーズは地元球団となる。

「ありがとうD.C.! あなた方は初日から俺と家族のことを歓迎してくれた。フロントオフィス、トレーニングスタッフ、コーチたち、チームメイトたち、そしてファンの皆がね。この地でチャンスをもらえたこと、俺のことをサポートしてくれたことに感謝している」

「(ウィザーズのような)長い歴史を持つ組織の一員になれたことを光栄に思っている。D.C.を長い間ホームにすることはできなかったけど、この球団で得た経験に感謝し、この先もずっとありがたく思うだろう。本当にありがとう!」
 
 ウエストブルックはトレードが合意に達すると、自身のSNSでメッセージを発信。キャリア14シーズン目の来季は、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス擁するレイカーズで驚愕のビッグ3を結成し、自身初の優勝を目指す。

 2020年に10年ぶりにNBAチャンピオンとなったレイカーズだが、昨季はケガ人続出でプレーオフでは1回戦でフェニックス・サンズに敗退。この結果を受け、今夏はレブロンの負担を軽減できるプレーメーカー、バックコートの強化を狙っていた。

 当初はサクラメント・キングスのシューター、バディ・ヒールドをトレードで獲得するという噂もあったが、ウエストブルックへと切り替えて取引を成立させた。

 レブロン、デイビス、ウエストブルックの来季合計年俸は約1億2075万ドル(約131億6175万円)と超高額。しかもレイカーズは来季契約下にいる選手がこの3人とマルク・ガソル、アルフォンゾ・マッキニー(チームオプション)のみとなったため、8月2日から幕を開けるフリーエージェント(FA)戦線で多くの選手と契約し、ロースターを構築していくこととなる。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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