7月31日、東京五輪の男子バスケットボールは予選ラウンド第3戦が行なわれ、大会4連覇を目指すアメリカがチェコと対戦。119-84で王者の力を見せつけ、準々決勝進出を決めた。
この試合でチームを牽引したのが、3大会連続のオリンピックを戦うケビン・デュラントだ。NBAで過去4度の得点王に立った32歳のスコアラーは、第2クォーターに逆転の3ポイントを沈めるなど23得点をマーク。ともにチーム最多の8リバウンド、6アシストをあげるなど攻守にわたってエースの務めを果たした。
さらにデュラントはこの試合で偉大な記録を樹立。これまでカーメロ・アンソニーが保持していた、オリンピックにおける男子アメリカ代表の歴代最多得点を塗り替えたのだ。
4大会で通算336得点を積み上げたカーメロに対し、デュラントは3大会で354得点を記録(※チェコ戦終了時点)。初出場の12年ロンドン五輪では8試合で156得点(平均19.5点)、続く16年リオ五輪でも8試合で155点(19.4)と、いずれもチームのトップスコアラーとして金メダル獲得に導いている。
試合後、デュラントは「過去、多くの素晴らしいプレーヤー、素晴らしいコーチがいて、自分がその特別なものの中の一部になれて嬉しく思う」とコメント。だが謙虚にこうも語っている。
「僕の左にいるこの男が、次に記録を破るプレーヤーになるだろう」
“左にいる男”とは、この試合で両軍最多の27得点をあげたジェイソン・テイタムだ。今回、初の五輪メンバーに選ばれた23歳のテイタムは、フランスとの初戦で9得点、続くイラン戦で14得点、そしてこのチェコ戦では5本の3ポイントを含む27得点と会心のゲームを披露。代表ではかつてコビー・ブライアントがつけた「10番」を背負い、今後のチームUSAを担っていくタレントである。
テイタムとデュラントの活躍もありチェコに快勝したアメリカは、予選ラウンド2勝1敗とし、グループ2位で準々決勝に進出決定。8月3日から始まる決勝トーナメントに駒を進めた。ここからは負けたら終わりの一発勝負、バスケ大国が誇る新旧エーススコアラーの活躍に注目だ。
■男子アメリカ代表五輪得点ランキング
1)ケビン・デュラント/354得点(19試合/12年ロンドン、16年リオ、21年東京*)*7月31日時点
2)カーメロ・アンソニー/336得点(31試合/04年アテネ、08年北京、12年ロンドン、16年リオ)
3)レブロン・ジェームズ/273得点(24試合/04年アテネ、08年北京、12年ロンドン)
4)デイビッド・ロビンソン/270得点(24試合/88年ソウル、92年バルセロナ、96年アトランタ)
5)マイケル・ジョーダン/256得点(16試合/84年ロサンゼルス、92年バルセロナ)
構成●ダンクシュート編集部
この試合でチームを牽引したのが、3大会連続のオリンピックを戦うケビン・デュラントだ。NBAで過去4度の得点王に立った32歳のスコアラーは、第2クォーターに逆転の3ポイントを沈めるなど23得点をマーク。ともにチーム最多の8リバウンド、6アシストをあげるなど攻守にわたってエースの務めを果たした。
さらにデュラントはこの試合で偉大な記録を樹立。これまでカーメロ・アンソニーが保持していた、オリンピックにおける男子アメリカ代表の歴代最多得点を塗り替えたのだ。
4大会で通算336得点を積み上げたカーメロに対し、デュラントは3大会で354得点を記録(※チェコ戦終了時点)。初出場の12年ロンドン五輪では8試合で156得点(平均19.5点)、続く16年リオ五輪でも8試合で155点(19.4)と、いずれもチームのトップスコアラーとして金メダル獲得に導いている。
試合後、デュラントは「過去、多くの素晴らしいプレーヤー、素晴らしいコーチがいて、自分がその特別なものの中の一部になれて嬉しく思う」とコメント。だが謙虚にこうも語っている。
「僕の左にいるこの男が、次に記録を破るプレーヤーになるだろう」
“左にいる男”とは、この試合で両軍最多の27得点をあげたジェイソン・テイタムだ。今回、初の五輪メンバーに選ばれた23歳のテイタムは、フランスとの初戦で9得点、続くイラン戦で14得点、そしてこのチェコ戦では5本の3ポイントを含む27得点と会心のゲームを披露。代表ではかつてコビー・ブライアントがつけた「10番」を背負い、今後のチームUSAを担っていくタレントである。
テイタムとデュラントの活躍もありチェコに快勝したアメリカは、予選ラウンド2勝1敗とし、グループ2位で準々決勝に進出決定。8月3日から始まる決勝トーナメントに駒を進めた。ここからは負けたら終わりの一発勝負、バスケ大国が誇る新旧エーススコアラーの活躍に注目だ。
■男子アメリカ代表五輪得点ランキング
1)ケビン・デュラント/354得点(19試合/12年ロンドン、16年リオ、21年東京*)*7月31日時点
2)カーメロ・アンソニー/336得点(31試合/04年アテネ、08年北京、12年ロンドン、16年リオ)
3)レブロン・ジェームズ/273得点(24試合/04年アテネ、08年北京、12年ロンドン)
4)デイビッド・ロビンソン/270得点(24試合/88年ソウル、92年バルセロナ、96年アトランタ)
5)マイケル・ジョーダン/256得点(16試合/84年ロサンゼルス、92年バルセロナ)
構成●ダンクシュート編集部