ロサンゼルス・レイカーズは、2021-22シーズンの主役筆頭になる気配が漂っている。7月29日(日本時間30日)に、カイル・クーズマ、モントレズ・ハレル、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープと今年のドラフト1巡目22位指名権を放出し、ワシントン・ウィザーズからラッセル・ウエストブルックとふたつのドラフト2巡目指名権(2024、28年)を獲得したのだ。
これでレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、ウエストブルックのメガスター3人によるビッグ3が誕生した。
リーグ屈指のオールラウンダーのウエストブルックはボールを持ってプレーするタイプ。そのため、レブロンとの共存は未知数な部分があるが、昨季はウィザーズでリーグ2位の平均31.3点をあげたブラッドリー・ビールの援護役に回り、平均11.7アシストと自身3回目のアシスト王に輝いている。さらに1試合の平均フィールドゴール試投数19.0本は過去5シーズンでは最少と、自己抑制はできるようになってきていると言っていいだろう。
2008年にボストン・セルティックスで、ケビン・ガーネット、ポール・ピアース、レイ・アレンのビッグ3とともにリーグタイトルを手にし、現役引退後は『ESPN』でNBAアナリストを務めているケンドリック・パーキンスは、同局の番組“The Jump”で新ビッグ3について見解を示している。
「ウエストブルックは、アンソニー・デイビスのような(強力な)ビッグマンとプレーしたことがない。2人のピック&ロールを止めようとするのは難しいだろう。(36歳の)レブロンは、ウエストブルックを必要としている。ウエストブルックはまだ32歳、それは彼が依然として全盛期であることを意味する。レイカーズはウエストで頭ひとつ抜け出して、タイトルを獲得すると思う」
『ロサンゼルス・タイムズ』のブロデリック・ターナー記者によれば、トレード合意の約2週間前、ウエストブルックはレブロン宅でデイビスも含めた3人で話し合いの場を持ったという。そこでは、レイカーズが優勝するためにプレーすることを確認し合うなかで、チームにとって最善の策であるなら、ポジション変更にも応じる構えだと伝えている。
「レブロンはスモールフォワードからパワーフォワード、デイビスはパワーフォワードからセンターへポジション変更する意思があると話した。また、ウエストブルックはレブロンが攻める際、ボールを持って仕掛けて構わないと伝えた」
“辛口”で知られるパーキンスだが、現役時代に共闘したウエストブルックに大きな期待を寄せているようだ。
「ウエストブルックはオフ・ザ・ボール、スポットアップ・シューターとしてもプレーできるようになった。彼がどんな意思で臨むかはすでに分かっている。NBA史上最もアスレティックなポイントガードで、勢いを持って加入してくる。幸運を祈るよ」
昨季はブルックリン・ネッツに誕生したケビン・デュラント、カイリー・アービング、ジェームズ・ハーデンの超攻撃的ビッグ3がトピックとなったが、新シーズンはレブロン、デイビス、ウエストブルックの3人が話題の中心となっていきそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
これでレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、ウエストブルックのメガスター3人によるビッグ3が誕生した。
リーグ屈指のオールラウンダーのウエストブルックはボールを持ってプレーするタイプ。そのため、レブロンとの共存は未知数な部分があるが、昨季はウィザーズでリーグ2位の平均31.3点をあげたブラッドリー・ビールの援護役に回り、平均11.7アシストと自身3回目のアシスト王に輝いている。さらに1試合の平均フィールドゴール試投数19.0本は過去5シーズンでは最少と、自己抑制はできるようになってきていると言っていいだろう。
2008年にボストン・セルティックスで、ケビン・ガーネット、ポール・ピアース、レイ・アレンのビッグ3とともにリーグタイトルを手にし、現役引退後は『ESPN』でNBAアナリストを務めているケンドリック・パーキンスは、同局の番組“The Jump”で新ビッグ3について見解を示している。
「ウエストブルックは、アンソニー・デイビスのような(強力な)ビッグマンとプレーしたことがない。2人のピック&ロールを止めようとするのは難しいだろう。(36歳の)レブロンは、ウエストブルックを必要としている。ウエストブルックはまだ32歳、それは彼が依然として全盛期であることを意味する。レイカーズはウエストで頭ひとつ抜け出して、タイトルを獲得すると思う」
『ロサンゼルス・タイムズ』のブロデリック・ターナー記者によれば、トレード合意の約2週間前、ウエストブルックはレブロン宅でデイビスも含めた3人で話し合いの場を持ったという。そこでは、レイカーズが優勝するためにプレーすることを確認し合うなかで、チームにとって最善の策であるなら、ポジション変更にも応じる構えだと伝えている。
「レブロンはスモールフォワードからパワーフォワード、デイビスはパワーフォワードからセンターへポジション変更する意思があると話した。また、ウエストブルックはレブロンが攻める際、ボールを持って仕掛けて構わないと伝えた」
“辛口”で知られるパーキンスだが、現役時代に共闘したウエストブルックに大きな期待を寄せているようだ。
「ウエストブルックはオフ・ザ・ボール、スポットアップ・シューターとしてもプレーできるようになった。彼がどんな意思で臨むかはすでに分かっている。NBA史上最もアスレティックなポイントガードで、勢いを持って加入してくる。幸運を祈るよ」
昨季はブルックリン・ネッツに誕生したケビン・デュラント、カイリー・アービング、ジェームズ・ハーデンの超攻撃的ビッグ3がトピックとなったが、新シーズンはレブロン、デイビス、ウエストブルックの3人が話題の中心となっていきそうだ。
構成●ダンクシュート編集部