東京五輪

バスケ女子日本、史上初のベスト4!残り15秒の大逆転でベルギーを下す【東京五輪】

ダンクシュート編集部

2021.08.04

女子バスケ史上初の五輪ベスト4を果たした日本。司令塔の町田は4試合連続2桁の14アシストを記録した。(C)Getty Images

 死闘を制し、歴史を刻んだ。

 8月4日、東京五輪の女子バスケットボールは8チームによる決勝トーナメントがスタート。予選ラウンドを2勝1敗のグループ2位で突破した日本代表(FIBAランキング10位)はベルギー(同6位)と対戦し、86-85で勝利を収め、史上初の準決勝進出を果たした。

 女子日本代表は過去、五輪に4回出場し、最高位は1976年モントリオール大会の5位(当時は出場6チーム)。前回のリオ大会でも決勝トーナメントに進出したが、準々決勝でアメリカに敗れていた。

 日本は序盤、前戦で3ポイント好調の宮澤夕貴やキャプテンの高田真希が得点を重ね、第1クォーターを終えて19-16とリード。第2クォーターも林咲希と宮澤らの3ポイント攻勢で一時12点差をつけたが、相手に速攻を許す場面が目立ち始め、逆転を許す。41-42と1点ビハインドで前半を終えた。
 
 後半、日本はベルギーのキム・メスタフとエマ・ミースマンの得点源を止められず、2桁リードを許す苦しい展開。それでも7点ビハインドで迎えた第4クォーター、宮澤の気迫の連続3ポイントなどで同点に追いつく。再びリードを奪われて迎えた残り15.2秒、林の値千金の3ポイントで再逆転を果たし、最後は1点差を守り切って死闘を制した。

 日本は宮澤がチーム最多の21得点(FG7/14、3ポイント7/13)、高田が19得点(FG8/11、3ポイント2/4、FT1/3)、司令塔の町田瑠唯が10得点、14アシストをマーク。3ポイントはチーム全体で33本放って14本成功の42.4%を記録した。

 準決勝は8月6日、このあと行なわれるスペインvsフランスの勝者と対戦する。

構成●ダンクシュート編集部

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