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東京五輪

「助けたいという気持ちだけでした」バスケ女子日本を準決勝に導いた林咲希が決勝弾を回想「ドライブの選択肢はなかった」【東京五輪】

ダンクシュート編集部

2021.08.04

林は2点を追う残り15秒に3ポイントを決め、日本を初の準決勝進出に導いた。(C)Getty Images

林は2点を追う残り15秒に3ポイントを決め、日本を初の準決勝進出に導いた。(C)Getty Images

 8月4日、東京五輪の女子バスケットボールは決勝トーナメントが開幕。日本代表(世界ランキング10位)はベルギー(6位)と対戦し、86-85で勝利を収め、史上初の準決勝進出を果たした。

 日本は第1クォーターをリードで終えるも、第2クォーターにベルギーに逆転を許す。第3クォーターには2桁に点差を広げられたが、着実に得点を重ねて相手にプレッシャーをかける。

 そして83-85と2点ビハインドで迎えた第4クォーター残り15.2秒、シューターの林咲希が3ポイントを決め、日本はこのリードを守り切り、劇的な逆転勝利を収めた。
 

 最終盤に大仕事をやってのけ、ヒーローとなった林は「ボールをもらったときに3ポイントシュートラインから少し遠いところで受け、秒数も少なかったです。最初にシュートを狙ったときに相手が飛んでくれたので、そこからは練習通りのプレーでシュートを打つことができました。練習のおかげです」と最後のプレーを分析。

 2ポイントで同点のシチュエーションだったが、「最後の場面でドライブの選択肢は、私の頭の中ではなかったです。自然の流れであのシュートになりました」と回想。続けて「怖さはなかったです。それまでシュートが落ちていましたが、それでもコートに立っている以上は自分の仕事を果たすことが使命だと思っていました。プレッシャーも感じず、ボールをもらったら打とうという役割は、変わらずできたと思います。自分が決めるという思いはなく、ボールを持っていた町田(瑠唯)選手が相手にプレッシャーをかけられてすごく苦しそうにしていたので、助けたいという気持ちだけでした」と語った。

 また試合後に林は自身のツイッターを更新。「ベスト4 また試合ができる」と喜びを綴った。


構成●ダンクシュート編集部

【PHOTO】残り15秒からの逆転劇!快進撃を続け、ベスト4進出を果たしたバスケットボール女子日本代表ベストショット!

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