専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「メンタル面を切り裂いてくる」ホリデーが語ったプレーオフで対峙したデュラントの凄み<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.08.20

ホリデーは昨プレーオフでデュラントと対峙。その後、東京五輪では味方として金メダルを獲得した。(C)Getty Images

ホリデーは昨プレーオフでデュラントと対峙。その後、東京五輪では味方として金メダルを獲得した。(C)Getty Images

 キャリア12シーズン目の昨季、ドリュー・ホリデーは人生の中で最も長くて濃密なシーズンを送った。

 ホリデーは開幕前のトレードでニューオリンズ・ペリカンズからミルウォーキー・バックスへ移籍。ヤニス・アデトクンボ、クリス・ミドルトンと並んでビッグ3を構築し、フィールドゴール成功率50.3%、3ポイント成功率39.2%(平均1.9本成功)といずれも自己最高の数字を残して、平均17.7点、4.5リバウンド、6.1アシスト、1.63スティールをマークした。

 新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りのため、2月に10試合連続の欠場を余儀なくされるも、2017-18シーズン以来、自身2度目となるオールディフェンシブ1stチーム入りを果たし、ポストシーズンへ突入した。

 3年ぶりに出場したプレーオフでも攻守両面にわたって貴重な働きを見せたホリデーは、バックスにとって1974年以来初のNBAファイナル進出に貢献。フェニックス・サンズとの頂上決戦でもシリーズ平均16.7点、6.2リバウンド、9.3アシスト、2.17スティールと暴れ回り、自身初のNBAチャンピオンに輝いたのだ。
 
 その後すぐに日本へと向かい、アメリカ代表として東京オリンピックにも出場。2戦目からスターター起用されると、スター揃いのメンバーの中でも一際輝きを放ち優勝に貢献。NBAファイナル制覇直後にオリンピック金メダルという「とんでもない夏」を最高の形で終えた。

 ホリデーは、8月18日(日本時間19日)にYouTubeへ公開されたJJ・レディック(現無所属)のポッドキャスト番組『The Old Man and The Three』にゲストとして出演。今年のプレーオフで対戦し、東京五輪ではチームメイトとして共闘したケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)について語った。

 デュラントとは彼がゴールデンステイト・ウォリアーズ在籍時の2018年にもカンファレンス・セミファイナルで対決しているのだが、今年の印象はさらに強烈だったという。

「メンタル面で消耗してしまった。何度も言うけど、メンタル面で疲弊してしまったんだ。相手は全てをこなし、誰かが止めようとしても上手くいかなかったんだ」
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号