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レブロン、カリー、デュラントと共闘したジャベール・マギーの「キャリアを助けてくれた」選手とは?<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2021.08.23

これまでカリー(左)やデュラント(右)ら多くのスーパースターとプレーしてきたマギー(中央)だが、NBAキャリアの恩人に挙げたのは別の選手だった。(C)Getty Images

 NBAキャリア13シーズンを終えたジャベール・マギーは、今夏ケビン・ラブ(クリーブランド・キャバリアーズ)の出場辞退により、急遽アメリカ代表に招集され、東京オリンピックに参加。

 213㎝・122㎏のセンターは、ローテーションには入れなかったものの、出場4試合で平均6.3点、1.3リバウンド、フィールドゴール成功率76.9%を残して金メダルを手にした。

 なお、母のパメラは1984年のロサンゼルス・オリンピックでアメリカ代表の女子バスケットボールで金メダルを獲得しており、息子ジャベールとの親子で金メダルという快挙も達成した。

 大会期間中にマギーはフェニックス・サンズとの契約に合意。昨季デビン・ブッカーやクリス・ポールを中心とした布陣でプレーオフを勝ち上がり、ミルウォーキー・バックスとNBAファイナルを競い合った強豪チームで新シーズンを迎えることとなる。

 2008年のドラフト1巡目18位でワシントン・ウィザーズから指名されたマギー。これまでのキャリアでウィザーズ、デンバー・ナゲッツ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、ダラス・マーベリックスと渡り歩き、豪快なダンクやブロックを炸裂しつつ、珍プレーで話題を集めることもあった。
 
 16-17シーズンにゴールデンステイト・ウォリアーズへ加入したマギーは、ロールプレーヤーとしてステフィン・カリー、ケビン・デュラント(現ブルックリン・ネッツ)、クレイ・トンプソンといったスター選手を支えて2連覇を達成した。

 18-19シーズンから2年間在籍したロサンゼルス・レイカーズでは、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスというスーパースターとプレーし、20年に3度目の優勝を経験。昨季はキャブズとナゲッツで計46試合の出場で平均7.3点、5.2リバウンド、1.2ブロックを残した。

 先日、マギーは母パメラと共に『Bleacher Report』に登場。「一緒にプレーしていて楽しかったのは誰?」という質問に「レイカーズに加入した最初のシーズンのレブロン」と発言し、ウォリアーズ時代のカリーやデュラント、トンプソンではなく、"キング"レブロンを選んだ。

 ただその一方、NBAキャリアでメンター(助言者)として最も大きな存在だった選手はナゲッツとウォリアーズで共に過ごしたベテラン選手を挙げた。
 
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在籍当時のウォリアーズは「まるで家にいるかのうようだった」とマギー