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「レイカーズがベストチーム」積極補強のスター軍団に解説ローズが太鼓判「レブロンはもうひとつリングを手にする」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.09.03

王座奪還を目指し、レブロン&デイビスのサポート体制を勢を整えたレイカーズ。解説者のローズも太鼓判を押している。(C)Getty Images

 NBAの今オフの補強において、ロサンゼルス・レイカーズはトップクラスの評価を与えられるだろう。『ESPN』のアナリストを務める元NBA選手のジェイレン・ローズは、「レイカーズがベストチーム」と断言している。

 リーグ2連覇を目指した昨季、レイカーズはレギュラーシーズンでレブロン・ジェームズが高位足関節捻挫、アンソニー・デイビスが右足アキレス腱とふくらはぎのケガで長期離脱し、プレーオフ1回戦でフェニックス・サンズにあっけなく敗れた。

 王座奪還を目指すなか、レイカーズは積極補強を敢行。電撃トレードでワシントン・ウィザーズからラッセル・ウエストブルックを獲得したのにはじまり、フリーエージェントで元オールスターのカーメロ・アンソニーとドワイト・ハワード、トレバー・アリーザ、ケンドリック・ナン、ケント・ベイズモア、ウェイン・エリントン、マリーク・モンクといった、経験と一芸を持ち合わせた選手を揃えた。

 契約保証下にある14選手の平均年齢は31.6歳とかなり高齢だが、レブロン&デイビスの二枚看板を中心としたロースターのインパクトは凄まじい。
 
 2000年にMIPを受賞するなど左利きのオールラウンダーとして活躍し、現在『ESPN』のアナリストを務めるローズは、ポッドキャスト番組『Jalen & Jacoby』で「現時点でのNBAベストチームになった?」と尋ねられると、ミシガン大時代の先輩にあたるロブ・ペリンカGM(ゼネラルマネージャー)の名前を挙げながら見解を述べた。

「私の元チームメイト、ロブ・ペリンカは、リーグのほかのチームに一周差をつけた。私には(レイカーズが)ベストチームに映る。彼らには新加入選手以外にもレブロン・ジェームズがいて、ネッツやスモールボールで挑んでくる相手との差を生み出すアンソニー・デイビスもいる。マリーク・モンクは3ポイント成功率40%(昨季40.1%)、ケンドリック・ナンも40%近い成功率を残せるシューターだ。ラッセル・ウエストブルックは昨シーズン、平均トリプルダブルを達成した。私の意見では、レイカーズがベストチームだということに疑いの余地はない。チームとして健康なら、レブロンはもうひとつチャンピオンリングを手にするだろう」

 昨季、チーム全体の3ポイント成功率がリーグ21位の35.4%だったレイカーズは、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープやカイル・クーズマがチームを去った代わりに、モンクやナン、エリントン、アリーザら職人肌の獲得で補填。レブロン&デイビスのサポート体制を強化し、ケビン・デュラント、カイリー・アービング、ジェームズ・ハーデンの強力ビッグ3を誇るブルックリン・ネッツ以上というローズの分析も決して過大評価ではないだろう。

構成●ダンクシュート編集部