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「スタートで失敗する運命にある」米スポーツ記者がレイカーズの苦戦を断言!一方で「最初の1か月」に過剰反応してはならないとも<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.09.06

ビッグネームが揃ったレイカーズだが、ウィンドホースト氏が断言するように、シーズン序盤は苦戦するかもしれない。(C)Getty Images

 今夏に多くのビッグネームを加えたことで、優勝候補の最右翼として目されているロサンゼルス・レイカーズ。レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、ラッセル・ウエストブルックのビッグ3に加え、カーメロ・アンソニーやラジョン・ロンド、ドワイト・ハワードらが脇を固めるロースターが無限大の可能性を秘めているのは間違いない。しかしその一方で、彼らが上手く嚙み合うのかを懸念する声が多いのも事実だ。

 そんななか、『ESPN』に所属するスポーツライターのブライアン・ウィンドホースト氏は、『The Jump』の番組内で「最初の1か月間ですべてを判断しない方がいい」と前置きした上で、レイカーズは「スタートで失敗する運命にある」と断言。その理由をこう説明した。

「これだけ多くの新加入選手がいるのだから、彼らがどのようにプレーし共存するのかはわからない。もし彼らが15勝5敗と好スタートを切ったら、それはそれでいいだろう。だが、スケジュールがどうであれ、もしそうならなくても、過剰反応してはならない。
 
 歴史を振り返っても、ラッセル・ウエストブルックが(ヒューストン)ロケッツにトレードされた時、チーム側は彼とどうプレーするかを学ばなければならなかったので、低調なスタートを切った。(ワシントン)ウィザーズでも同様だ。レブロンがドゥエイン・ウェイドというスターとマイアミ(ヒート)でプレーした時も、9勝8敗とスロースタートだった。クリーブランド(キャバリアーズ)でカイリー・アービングと共闘したときなんて、19勝20敗のスタートだ」

 スーパースター軍団を作り上げたからと言って、いきなりすべてが上手くいったチームは稀だ。今季のレイカーズも、ウィンドホースト氏が指摘したように、シーズン序盤は負けが込むかもしれない。

 それでも、百戦錬磨のベテランスターたちなら、自身のパフォーマンスを最大限に引き出す共存方法を、シーズンを戦うなかで見つけ出すだろう。スタートダッシュに失敗すれば、まず間違いなく批判に晒されるだろうが、まずはその戦いぶりをじっくりと見守りたい。

構成●ダンクシュート編集部

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