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東京五輪を経験した八村塁へ期待を寄せるシェパードGM「ウィザーズではもう少し楽にプレーできる」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.09.24

東京五輪を経て、NBA3年目に臨む八村。首脳陣からもチームの主軸として期待されている。(C)Getty Images

東京五輪を経て、NBA3年目に臨む八村。首脳陣からもチームの主軸として期待されている。(C)Getty Images

 現地時間9月23日、ワシントン・ウィザーズのトミー・シェパードGM(ゼネラルマネージャー)が、新シーズンに向けた記者会見を行なった。

 シェパードGMは冒頭、28日から始まるトレーニングキャンプについて「すごく楽しみだ」とコメント。今夏に多くの新戦力が加わった新布陣を「各ポジションの層が厚くなった。チームの層が厚くなると選択肢が増える」と語った。

 注目の先発ラインナップについては「それも大事だが、私はクロージングラインナップ(試合を締めくくるメンバー)の方が興味深い」とし、期待のメンバーの名前を挙げてこう続けた。

「そのラインナップは(相手の)マッチアップにもよるだろうし、その試合の第4クォーターで誰が好調かにもよる。ポープ(ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ)は2番と3番、クーズ(カイル・クーズマ)は3番と4番、ルイ(八村塁)は4番と3番ができる。ダービス(ベルターンス)は控えと先発どちらも可能だ。そして(新人の)コーリー・キスパートもいる。彼もさっそく信頼を勝ち取った」

 さらに、今季もエースとして期待されるブラッドリー・ビールと、新加入でビールとコンビを組むスペンサー・ディンウィディーについてもそれぞれ以下のように語る。
 
「スペンサーはファンタスティック。チームにとって大きな補強だ。技術もIQも高く、視野も広いし、複数のポジションを守れる。新加入選手が多い分、すぐに噛み合うとは思っていないが、スペンサーとブラッドリーはすごく楽しみなバックコートになるだろう。ブラッドリーは大きな声を出して引っ張るタイプではないが、ラッセル(ウエストブルック)がいなくなって、今まで以上に声を出す必要性を感じている。必要な時にはしっかりと声を上げてくれるリーダーだ」

 その後、東京五輪に出場した八村について質問が飛ぶと、シェパードGMは国際舞台での経験値について言及。

「大舞台での経験を積むには実際に試合に出て体感しなければならない。ルイは大坂なおみとともに日本選手団の顔だった。とても大きな経験だっただろうし、責任も重く、正直とても疲れる経験でもあったと思う。

 スペイン戦は勝てた試合だった。まだ悔しがっているだろう。彼にとって本当に貴重な経験だったと思う。ウィザーズでは毎試合No.1オプションを担わなくていいので、もう少し楽にプレーできる。昨シーズンもプレーオフ5試合でチームに貢献して大きな経験を積んだ。彼はこれからもどんどん成長していく。今シーズンも経験豊富な選手たちからたくさん学んで、さらに伸びていくだろう」

 3年目を迎える八村、そして新生ウィザーズの戦いが間もなく幕を開ける。

構成●ダンクシュート編集部

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