オールスター出場計9回を誇る“ミスター・トリプルダブル”のラッセル・ウエストブルックは今夏、生まれ故郷のカリフォルニアに拠点を置くロサンゼルス・レイカーズに電撃トレードされた。様々な移籍の噂が飛び交っていたなかで、ロサンゼルス・クリッパーズ行きは拒否していたという。
ウエストブルックのトレードは、昨季所属していたワシントン・ウィザーズ、ブルックリン・ネッツ、インディアナ・ペイサーズ、サンアントニオ・スパーズ、レイカーズと5チームが絡む大規模なものとなった。しかし、ウィザーズのトミー・シェパードGM(ゼネラルマネージャー)が『NBC Sports Washington』で語ったところによれば、レイカーズがベスト、それ以外はウィザーズに戻るというスタンスだったようだ。
「ラッセルがこのチームから去ることについて聞いてくることはなかった。彼は『レイカーズへ行ければ最高だ。でも、できないならここへ戻る』とだけ言った」
ただ、シェパードGMがあるチーム名を挙げたところ、ウエストブルックは難色を示したという。
「私が『クリッパーズはどうだ?』と聞いたところ、彼は『絶対に嫌だ』と言った。ラッセルはここにいられてハッピーだった。我々も彼がここにいてくれてありがたかった」
クリッパーズ行きを“拒否”していたとして大きく報じられたが、現在『ESPN』のアナリストを務める元NBA選手のジェイレン・ローズは、ポッドキャスト番組『Jalen & Jacoby』でウエストブルックについて言及している。
「ラッセル・ウエストブルックはレイカーズファンとして育った。マジック(ジョンソン)ファン、コビー・ブライアントファンでもあり、パープル&ゴールド(レイカーズのチームから)の血が滲み出ている。レイカーズでプレーするチャンスがあるなら、私なら(同じカリフォルニアに拠点を置く)ウォリアーズやキングスにも行かない。ドナルド・スターリング(元オーナー)の独裁が続いたクリッパーズなんてもってのほかだ。彼がトミー・シェパード(GM)にそう言ったと聞いても、私は驚かない」
ウエストブルックは今回、結果的にクリッパーズのカワイ・レナード&ポール・ジョージよりも、レイカーズのレブロン・ジェームズ&アンソニー・デイビスとのプレーを選んだとも言える。レイカーズはほかにも、カーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワード、ラジョン・ロンドと個性派のベテランスターが揃う形となったが、経験豊富なウエストブルックなら問題ないとの見解を示している。
「彼はすでにKD(ケビン・デュラント)ともプレーしている。去年、リーグ2位の得点を挙げたブラッドリー・ビールとも共存した。より影響力の大きいレブロン&AD(デイビス)と一緒になっても問題ないだろう」
新シーズンのレイカーズ対クリッパーズの“LA対決”では、ウエストブルックに大きな注目が集まりそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
ウエストブルックのトレードは、昨季所属していたワシントン・ウィザーズ、ブルックリン・ネッツ、インディアナ・ペイサーズ、サンアントニオ・スパーズ、レイカーズと5チームが絡む大規模なものとなった。しかし、ウィザーズのトミー・シェパードGM(ゼネラルマネージャー)が『NBC Sports Washington』で語ったところによれば、レイカーズがベスト、それ以外はウィザーズに戻るというスタンスだったようだ。
「ラッセルがこのチームから去ることについて聞いてくることはなかった。彼は『レイカーズへ行ければ最高だ。でも、できないならここへ戻る』とだけ言った」
ただ、シェパードGMがあるチーム名を挙げたところ、ウエストブルックは難色を示したという。
「私が『クリッパーズはどうだ?』と聞いたところ、彼は『絶対に嫌だ』と言った。ラッセルはここにいられてハッピーだった。我々も彼がここにいてくれてありがたかった」
クリッパーズ行きを“拒否”していたとして大きく報じられたが、現在『ESPN』のアナリストを務める元NBA選手のジェイレン・ローズは、ポッドキャスト番組『Jalen & Jacoby』でウエストブルックについて言及している。
「ラッセル・ウエストブルックはレイカーズファンとして育った。マジック(ジョンソン)ファン、コビー・ブライアントファンでもあり、パープル&ゴールド(レイカーズのチームから)の血が滲み出ている。レイカーズでプレーするチャンスがあるなら、私なら(同じカリフォルニアに拠点を置く)ウォリアーズやキングスにも行かない。ドナルド・スターリング(元オーナー)の独裁が続いたクリッパーズなんてもってのほかだ。彼がトミー・シェパード(GM)にそう言ったと聞いても、私は驚かない」
ウエストブルックは今回、結果的にクリッパーズのカワイ・レナード&ポール・ジョージよりも、レイカーズのレブロン・ジェームズ&アンソニー・デイビスとのプレーを選んだとも言える。レイカーズはほかにも、カーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワード、ラジョン・ロンドと個性派のベテランスターが揃う形となったが、経験豊富なウエストブルックなら問題ないとの見解を示している。
「彼はすでにKD(ケビン・デュラント)ともプレーしている。去年、リーグ2位の得点を挙げたブラッドリー・ビールとも共存した。より影響力の大きいレブロン&AD(デイビス)と一緒になっても問題ないだろう」
新シーズンのレイカーズ対クリッパーズの“LA対決”では、ウエストブルックに大きな注目が集まりそうだ。
構成●ダンクシュート編集部