2020年にロールプレーヤーとして献身的な働きでロサンゼルス・レイカーズの優勝に貢献したドワイト・ハワードは、今夏に2シーズンぶりに復帰した。
フィラデルフィア・セブンティシクサーズで主にジョエル・エンビードのバックアップ役を務めた昨季は、69試合(先発は6試合)の出場で平均17.3分、7.0点、8.4リバウンド、0.9ブロックにフィールドゴール58.7%と、上々のパフォーマンスを見せた。
35歳のビッグマンはここ2シーズンをほぼフル出場し、健康体を維持できている。今季はレイカーズでリムプロテクターとして、ディアンドレ・ジョーダンとともにアンソニー・デイビスの負担軽減が期待されている。
現地時間9月28日に行なわれたメディアデーで、ハワードは8月にワシントン・ウィザーズから5チーム間の大型トレードで電撃移籍となったラッセル・ウエストブルックとのプレーに心を躍らせていた。
「ラスのプレーはもう長い間ずっと観てきた。あの男は平均でトリプルダブルをしてしまうんだ。昨シーズンはプレーオフで彼と対戦した。ビッグマンたちを食い物にしていたよ。だからラスがLAにやって来ると知って、俺は『マジか。夢が現実になったぞ』って言ったんだ」
29日に公式としては初のチーム練習をこなしたウエストブルックは「彼は唯一無二の存在。あのサイズ(208センチ・114キロ)で、同じようにすべてをこなせるヤツなんていない。俺の仕事は日々、すべての練習、どのゲームでも彼をプッシュしていくこと。そうすれば彼は毎晩トップパフォーマンスを残せるさ」とアンソニー・デイビスとの躍進を誓った。
今季レイカーズの予想スターターはバックコートにウエストブルックとウェイン・エリントン、フロントコートにトレバー・アリーザ、レブロン・ジェームズ、デイビスという布陣となっており、ハワードはベンチから登場することが濃厚だ。
それでも、昨季のプレーオフで間近で見てきたことで、ハワードはウエストブルックとのプレーに興奮を隠せなかったようだ。
「彼はゲームにエナジーを持ち込んでくれる。リバウンドをもぎ取り、激しさも加えてくれるんだ。それに俺は皆へロブパスを投げてくれると思っている。俺たちはすでに本当に激しくプレーしているんだけど、彼のエナジーは段違いなのさ」
毎試合で全力を出し切るウエストブルックが、ディフェンシブ・リバウンドを奪ってそのままハイペースなオフェンスを展開してチームメイトたちへイージーショットを何本も演出し、ゲームの流れを一変させられるのは、もはや周知の事実だ。
それは画面越しではなく、実際にコートで対戦してきたハワードにとっても強烈だったのだろう。今季はウエストブルックの鋭いパスからハワードが強烈なボースハンドダンク、あるいはロブパスから豪快なアリウープを炸裂させることで、会場を大いに盛り上げてくれるに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
フィラデルフィア・セブンティシクサーズで主にジョエル・エンビードのバックアップ役を務めた昨季は、69試合(先発は6試合)の出場で平均17.3分、7.0点、8.4リバウンド、0.9ブロックにフィールドゴール58.7%と、上々のパフォーマンスを見せた。
35歳のビッグマンはここ2シーズンをほぼフル出場し、健康体を維持できている。今季はレイカーズでリムプロテクターとして、ディアンドレ・ジョーダンとともにアンソニー・デイビスの負担軽減が期待されている。
現地時間9月28日に行なわれたメディアデーで、ハワードは8月にワシントン・ウィザーズから5チーム間の大型トレードで電撃移籍となったラッセル・ウエストブルックとのプレーに心を躍らせていた。
「ラスのプレーはもう長い間ずっと観てきた。あの男は平均でトリプルダブルをしてしまうんだ。昨シーズンはプレーオフで彼と対戦した。ビッグマンたちを食い物にしていたよ。だからラスがLAにやって来ると知って、俺は『マジか。夢が現実になったぞ』って言ったんだ」
29日に公式としては初のチーム練習をこなしたウエストブルックは「彼は唯一無二の存在。あのサイズ(208センチ・114キロ)で、同じようにすべてをこなせるヤツなんていない。俺の仕事は日々、すべての練習、どのゲームでも彼をプッシュしていくこと。そうすれば彼は毎晩トップパフォーマンスを残せるさ」とアンソニー・デイビスとの躍進を誓った。
今季レイカーズの予想スターターはバックコートにウエストブルックとウェイン・エリントン、フロントコートにトレバー・アリーザ、レブロン・ジェームズ、デイビスという布陣となっており、ハワードはベンチから登場することが濃厚だ。
それでも、昨季のプレーオフで間近で見てきたことで、ハワードはウエストブルックとのプレーに興奮を隠せなかったようだ。
「彼はゲームにエナジーを持ち込んでくれる。リバウンドをもぎ取り、激しさも加えてくれるんだ。それに俺は皆へロブパスを投げてくれると思っている。俺たちはすでに本当に激しくプレーしているんだけど、彼のエナジーは段違いなのさ」
毎試合で全力を出し切るウエストブルックが、ディフェンシブ・リバウンドを奪ってそのままハイペースなオフェンスを展開してチームメイトたちへイージーショットを何本も演出し、ゲームの流れを一変させられるのは、もはや周知の事実だ。
それは画面越しではなく、実際にコートで対戦してきたハワードにとっても強烈だったのだろう。今季はウエストブルックの鋭いパスからハワードが強烈なボースハンドダンク、あるいはロブパスから豪快なアリウープを炸裂させることで、会場を大いに盛り上げてくれるに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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