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レイカーズの秘密兵器?ベテラン軍団が20歳の“未完の大器”セコウ・ドゥンブヤと2WAY契約<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2021.10.13

2年でピストンズを放出され、ネッツからもトレードされたドゥンブヤ。攻撃面での課題は山積みだが、まだ20歳と伸びしろは十分ある。(C)Getty Images

 現地時間10月12日、ロサンゼルス・レイカーズはセコウ・ドゥンブヤと2WAY契約を結んだ。

 ギニア生まれフランス育ちのドゥンブヤは、203センチ・109キロの大型フォワード。2019年のドラフト1巡目15位でデトロイト・ピストンズに指名され、2年間で94試合に出場(先発30試合)し、平均5.6点、2.8リバウンドを記録している。

 キャリア2年目の昨季は平均5.1点、2.6リバウンドとルーキーイヤー(6.4点、3.1リバウンド)から数字を落としてしまったが、5月には11.1点、5.3リバウンドと才能の一端を見せた。

 しかし9月4日にディアンドレ・ジョーダン(現レイカーズ)との交換でジャリル・オカフォーとともにブルックリン・ネッツにトレード。プレシーズンにも出場したが、10月6日にはドラフト2巡目指名権との交換でヒューストン・ロケッツに移籍、直後に解雇されて無所属となっていた。

 一昨季の王者に拾われたドゥンブヤだが、チームにはオールスター選手のレブロン・ジェームズとカーメロ・アンソニー、ロールプレーヤーのトレバー・アリーザ、ケント・ベイズモアなどフォワードに人材が揃っており、ローテーション入りは容易ではない。そのため今季は、傘下のGリーグチーム、サウスベイ・レイカーズでのプレーが予想される。
 
 ただ、9人が30歳以上とベテランが多いレイカーズにおいて20歳のドゥンブヤは数少ない若手。垂直飛び108センチという図抜けた身体能力、ウイングスパン211センチを生かした複数のポジションに対応できるディフェンス力など、抜群のポテンシャルを秘めている。

 キャリアのフィールドゴール成功率は38.4%、3ポイントも25.4%と、オフェンスでは粗削りな部分が多いものの、チームには3&Dのアリーザやベイズモアといった"良き見本"がいる。彼らから多くを学び、スキルアップを図りたいところだ。

 ピストンズでの2年間は伸び悩んだが、ドラフト前はロッタリーピックも予想されていたほど評価が高かったドゥンブヤ。2WAY契約から這い上がり20年の優勝に貢献したアレックス・カルーソ(現シカゴ・ブルズ)のように、20歳の"未完の大器"は、名門の"秘密兵器"となれるか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部
 
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