今週開幕を迎えたNBA。トロント・ラプターズの渡邊雄太は開幕直前にロースター入りが発表される等、チーム内の位置付けが気になるところだ。
米スポーツメディア『SB NATION』ではこの日本人プレーヤーについて、特別企画として同サイト上で今季のラプターズについての様々な意見を掲載している。
「オフェンスのベンチメンバーで、最もコートに立つのは誰か」というテーマで進められた3人のライターによる「座談会」では、開幕ロースター入りを果たした渡邊へのコメントもみられる。
J・Dキーラント氏は「私はワタナベのファンだ」と前置きしながらも「彼のポジションは厚みがある。11番目か12番目の選手だろう」と選手起用での優先順位が低いことを予想し、「同ポジションではスヴィ・ミハイリュクがワタナベのプレイタイムを上回るだろう」とも述べている。
それに対し、ジョシュ・カーン氏は「ニック・ナース(ヘッドコーチ)はワタナベを起用するはずだ」と渡邊を推す意見を強調。その上で「ワタナベは夏の間に国際的な経験を積んだことで、NBAのゲームをスローダウンさせることができる。これは彼の成長にとって重要なこと」と渡邊のスキルアップについて指摘した。
もう1人の参加者であるコナー・マクレリー氏からは「ワタナベのディフェンス力などに期待」と守備面での貢献度を挙げつつも、ミハイリュクの3ポイントの成功率の高さにも触れ「ユウタよりもボールに対する熱意がある」と語っている。
だがカーン氏の意見では、渡邊のシュート力も出場を左右する要素であるとして「プレシーズンの短い出場時に見られたように、実際に自信を持ってシュートを打てるようになれば、スヴィと同じくらいのオフェンスの脅威となる」と得点力への期待も語っている。
ほかにも「ワタナベはニック・ナースのお気に入りだ」「シュート力とオフェンスでの積極性が後退しない限り、ユウタをレギュラーで起用し続けると思う」など様々な意見が飛び出すなど、『ユウタvsスヴィ』のディスカッションは熱を帯びていた。
もちろんNBAで多くの出場時間を得るのは決して簡単ではない。それでも、渡邊を巡る言葉の数々は非常に興味深く、今季のプレーがより楽しみになる内容だった。いずれにせよ、新たなシーズンのコートに立つ渡邊の姿を目にする日は、そう遠くはないだろう。
構成●THE DIGEST編集部
米スポーツメディア『SB NATION』ではこの日本人プレーヤーについて、特別企画として同サイト上で今季のラプターズについての様々な意見を掲載している。
「オフェンスのベンチメンバーで、最もコートに立つのは誰か」というテーマで進められた3人のライターによる「座談会」では、開幕ロースター入りを果たした渡邊へのコメントもみられる。
J・Dキーラント氏は「私はワタナベのファンだ」と前置きしながらも「彼のポジションは厚みがある。11番目か12番目の選手だろう」と選手起用での優先順位が低いことを予想し、「同ポジションではスヴィ・ミハイリュクがワタナベのプレイタイムを上回るだろう」とも述べている。
それに対し、ジョシュ・カーン氏は「ニック・ナース(ヘッドコーチ)はワタナベを起用するはずだ」と渡邊を推す意見を強調。その上で「ワタナベは夏の間に国際的な経験を積んだことで、NBAのゲームをスローダウンさせることができる。これは彼の成長にとって重要なこと」と渡邊のスキルアップについて指摘した。
もう1人の参加者であるコナー・マクレリー氏からは「ワタナベのディフェンス力などに期待」と守備面での貢献度を挙げつつも、ミハイリュクの3ポイントの成功率の高さにも触れ「ユウタよりもボールに対する熱意がある」と語っている。
だがカーン氏の意見では、渡邊のシュート力も出場を左右する要素であるとして「プレシーズンの短い出場時に見られたように、実際に自信を持ってシュートを打てるようになれば、スヴィと同じくらいのオフェンスの脅威となる」と得点力への期待も語っている。
ほかにも「ワタナベはニック・ナースのお気に入りだ」「シュート力とオフェンスでの積極性が後退しない限り、ユウタをレギュラーで起用し続けると思う」など様々な意見が飛び出すなど、『ユウタvsスヴィ』のディスカッションは熱を帯びていた。
もちろんNBAで多くの出場時間を得るのは決して簡単ではない。それでも、渡邊を巡る言葉の数々は非常に興味深く、今季のプレーがより楽しみになる内容だった。いずれにせよ、新たなシーズンのコートに立つ渡邊の姿を目にする日は、そう遠くはないだろう。
構成●THE DIGEST編集部