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NBA

「2枠のうち1枠はワタナベ」開幕ロースター入り有力の渡邊雄太。プレシーズンゲームでも「インパクトを与える能力を証明した」

THE DIGEST編集部

2021.10.17

ロースター入りが確実視される渡邊。日本代表では不本意な成績に終わっただけに、新シーズンへの意気込みは相当なものだろう。(C)Getty Images

ロースター入りが確実視される渡邊。日本代表では不本意な成績に終わっただけに、新シーズンへの意気込みは相当なものだろう。(C)Getty Images

 NBAは来週水曜日より2021-22シーズンの開幕を迎える。各チームとも9月下旬からのキャンプ、そしてプレシーズンマッチを終え、いよいよ新たな戦いが目の前だ。

 その中で、米国の各種メディアは日本人プレーヤーの動向にも関心を寄せている。NBA公式サイトでは『ラプターズのロースターカットはいつ?』というトピックが掲載され、トロント・ラプターズのロースター枠、残りふたつを4人の選手が争っているという内容が綴られている。

 そしてその4人のうち1人が渡邊雄太であり、ここまでのプレーやスタッツなど、他の3人と比較した上で、カナダメディア『TSN』のジョシュ・ルウェインバーグ氏による「2枠のうちの1枠はワタナベが残るだろう」と渡邊のロースター入りが有力との見解を伝えている。さらにその理由のひとつとして、ラプターズでの最初のシーズンとなった昨季の成長ぶりを挙げており「背番号が呼ばれるたびにステップアップしていった」とも表現している。

 昨年はシーズン途中に本契約を勝ち取り、NBAで自身初の先発出場も果たすなどそのプレーで着実に実績を積み上げてきた。公式サイトでも「日常的なローテーションプレーヤーとして活躍した」と振り返っている。
 
 加えて、今月のプレシーズンマッチについても触れており「1試合のみの出場だったが、10得点、7リバウンド、2ブロック、1スティールを記録し、フロアの両サイドでインパクトを与える能力があることを証明した」と出場成績とともに渡邊のプレーを評している。唯一の出場となった10月5日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦ではベンチからのスタートだったものの、16分間の出場で攻守で躍動しチームの勝利に貢献、高いパフォーマンスを印象付けてみせた。

 また同トピックでは渡邊に続いて、他に候補として挙げているアイザック・ボンガ、サム・デッカー、イシュ・ウェインライトという3人のプレーヤーの特徴も紹介している。興味深いのは、渡邊以外を「残った3人」との言葉で括っており、そのことからも渡邊のロースター入りが「確実」というニュアンスにもみてとれる。

 今季の日程発表時に話題となった、開幕戦の相手であるワシントン・ウィザーズの八村塁との日本人マッチアップはもう少し先になりそうだが、渡邊が開幕の舞台に立つことも大きな見どころなのは間違いない。現地でも有力視されている渡邊の「吉報」を楽しみに待ちたい。

構成●THE DIGEST編集部

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