現地時間11月１日（日本時間２日、日付は以下同）のシカゴ・ブルズ戦。ボストン・セルティックスはホームのＴＤガーデンで試合を優位に進め、第３クォーター残り３分を切った時点で19点ものリードを奪っていた。

　ところが、そこからブルズが息を吹き返し、第４クォーター残り約７分にリードを奪うと、最後は128－114で逆転勝利。最終クォーターはブルズが39－11と、セルティックスを圧倒した。

　10月末のワシントンウィザーズとの連戦から３連敗となったことで、セルティックスのリーダー格のマーカス・スマートは公の場でジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンの両エースを批判。

「どのチームも、俺たちがジェイソンとジェイレンで行こうとしていると分かっている。どのチームもあの２人を止めようと向かってきている。だから、スカウティングレポートでは彼らにパスをさせようとしている。でもあの２人はパスしたがらないんだ」
  　ブルズ戦の最終クォーター、セルティックスは相手にフィールドゴール成功率81.2％（13／16）を許す惨状。対して、テイタムは同成功率12.5％（１／８）の２得点、ブラウンは２本のショットをミスして無得点に終わっていた。

「これは彼らが学んでいくこと。彼らは今でも学んでいる。彼らがここまで成長を続けてきたことを誇りに思う。でも終盤に自分たちだけでクリエイトするんじゃなくて、もっと周りの選手たちを生かしていく方法を見つけて、新たなステップを踏んでいかないといけない」とスマートは言う。

　セルティックスは２日に選手たちだけでミーティングを開き、３日のオーランド・マジック戦に92－79で勝利して連敗を３でストップ。その試合でゲームハイの28得点を奪ったブラウンは勝利後、『The Athletic』へスマートの批判についてこう話していた。

「あれは試合に勝とうとしている最中だから、俺たちにはおそらく必要のないことだった。でも俺たちは互いに話し合った。そこで、自分たちはいつだって勝利できる方法を見つけようとしていることが分かった。俺はどんなことであろうと、自分にコーチたちが何を求めているかについてオープンに聞き入れると話した。俺は常に映像をチェックしているし、バスケットボールプレーヤーとして向上できるように、チームメイトたちを生かす方法を探ろうとしている。だから今日は勝てて良かったよ」