現地時間12月1日(日本時間2日)、ワシントン・ウィザーズはホームのキャピタルワン・アリーナでミネソタ・ティンバーウルブズと対戦し115-107で勝利。ここ4戦で3勝目をあげた。
この試合ではモントレズ・ハレルがチーム最多の27得点を叩き出したほか、ブラッドリー・ビールが19得点、9アシスト、ダニエル・ギャフォードが18得点、10リバウンド、3ブロック、ダービス・ベルターンスが15得点、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが14得点をマーク。
さらにスペンサー・ディンウィディーが11アシスト、カイル・クーズマが6リバウンド、5アシスト、3ブロックと、シュートが不調の選手もそれ以外の部分で仕事をこなし、勝利に貢献した。
そしてこの日、ウィザーズのベンチには八村塁の姿があった。個人的な事情によりトレーニングキャンプ以降チームを離れていた八村は現在、本拠地ワシントンDCで個人練習を中心にワークアウトを続けている。久々に公の前に姿を見せた試合中には、チームメイトやスタッフと談笑する様子が見られ、タイムアウト中のTシャツトスの際には観客席へ向けて強烈な弾丸ライナーで投じる"強肩"も披露した。
現地記者が投稿したシュート練習の映像でも、軽快な動きから得意のプルアップジャンパーをリズムよく沈めており、実戦復帰に向けて着実に前進していると言えそうだ。
もっとも、ウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチは八村の現状について、「(3対3や5対5の練習は)まだやっていない。(今日は)シューティング練習やプレーブックのおさらい、ドリル練習などを行なった。まだチームでの対人練習はしていない」とコメント。
ウィザーズは今日の勝利で14勝8敗(勝率63.6%)とし、イースタン・カンファレンス2位タイという好位置にいる。それもあってか、指揮官は今後も八村の復帰を急かすことはないという。
「彼の調整は予定通りに進んでいる。これから先はウィザーズの練習に参加しつつ、調整を進めてもらうが、引き続きday-to-day(日によって判断)だ。今後もゆっくりと調整してもらうつもりだ」
八村が現有戦力とともにプレーするまで、まだしばらく時間を要することになりそうだが、昨季途中からウィザーズに加わり、先発センターとして活躍するギャフォードは時折笑みを見せながらこう話す。
「彼はじっくりと時間をかけて調整を続けている。焦ることは全くない。必要なだけ時間をかけてほしいね。コートで彼が練習している姿を見ると、思っていたよりも早く復帰するのかな、と希望が湧くけど、慌てずに、じっくりと時間をかけてほしい。何よりも嬉しいのは、彼がいつも通りの彼だということ。相変わらずポジティブなエナジーをもたらしてくれる存在さ。日々、コツコツと取り組む姿勢は今までと全く変わってないよ」
NBAのレギュラーシーズンは来年4月まで続く長丁場。まだ各チームとも4分の1の日程を終えたばかりだけに、八村には引き続き入念に調整を重ねて、心身ともに万全の状態でコートへ立ってもらいたい限りだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
この試合ではモントレズ・ハレルがチーム最多の27得点を叩き出したほか、ブラッドリー・ビールが19得点、9アシスト、ダニエル・ギャフォードが18得点、10リバウンド、3ブロック、ダービス・ベルターンスが15得点、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが14得点をマーク。
さらにスペンサー・ディンウィディーが11アシスト、カイル・クーズマが6リバウンド、5アシスト、3ブロックと、シュートが不調の選手もそれ以外の部分で仕事をこなし、勝利に貢献した。
そしてこの日、ウィザーズのベンチには八村塁の姿があった。個人的な事情によりトレーニングキャンプ以降チームを離れていた八村は現在、本拠地ワシントンDCで個人練習を中心にワークアウトを続けている。久々に公の前に姿を見せた試合中には、チームメイトやスタッフと談笑する様子が見られ、タイムアウト中のTシャツトスの際には観客席へ向けて強烈な弾丸ライナーで投じる"強肩"も披露した。
現地記者が投稿したシュート練習の映像でも、軽快な動きから得意のプルアップジャンパーをリズムよく沈めており、実戦復帰に向けて着実に前進していると言えそうだ。
もっとも、ウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチは八村の現状について、「(3対3や5対5の練習は)まだやっていない。(今日は)シューティング練習やプレーブックのおさらい、ドリル練習などを行なった。まだチームでの対人練習はしていない」とコメント。
ウィザーズは今日の勝利で14勝8敗(勝率63.6%)とし、イースタン・カンファレンス2位タイという好位置にいる。それもあってか、指揮官は今後も八村の復帰を急かすことはないという。
「彼の調整は予定通りに進んでいる。これから先はウィザーズの練習に参加しつつ、調整を進めてもらうが、引き続きday-to-day(日によって判断)だ。今後もゆっくりと調整してもらうつもりだ」
八村が現有戦力とともにプレーするまで、まだしばらく時間を要することになりそうだが、昨季途中からウィザーズに加わり、先発センターとして活躍するギャフォードは時折笑みを見せながらこう話す。
「彼はじっくりと時間をかけて調整を続けている。焦ることは全くない。必要なだけ時間をかけてほしいね。コートで彼が練習している姿を見ると、思っていたよりも早く復帰するのかな、と希望が湧くけど、慌てずに、じっくりと時間をかけてほしい。何よりも嬉しいのは、彼がいつも通りの彼だということ。相変わらずポジティブなエナジーをもたらしてくれる存在さ。日々、コツコツと取り組む姿勢は今までと全く変わってないよ」
NBAのレギュラーシーズンは来年4月まで続く長丁場。まだ各チームとも4分の1の日程を終えたばかりだけに、八村には引き続き入念に調整を重ねて、心身ともに万全の状態でコートへ立ってもらいたい限りだ。
文●秋山裕之(フリーライター)