NBA

復帰を目指す八村塁、地元メディアがウィザーズ復活のキーマンに指名!「大きな違いとなる」

THE DIGEST編集部

2021.12.16

調整を続ける八村。復帰はいつになるのだろうか。(C)Getty Images

 八村塁が所属するワシントン・ウィザーズは現地12月13日のデンバー・ナゲッツ戦に107対113で敗戦。これで11日のユタ・ジャズ戦に続いての連敗となり、シーズン通算では15勝13敗、イースタンカンファレンス7位にとどまっている。

 開幕当初は好スタートを切ったものの、ここにきて完全に勢いを失った状態のウィザーズについて、米メディア『NBC Sports WASHINGTON』では特集記事を組み、現状打破のために「欠場中のトーマス・ブライアントとルイ・ハチムラが必要だ」と銘打った。

 記事では両プレーヤーを「キーパーソン」と称しており、ともに復帰時期は未定としながらも、「欠場中の2人が必要なのは明らか」と述べている。

 同メディアは、28試合終了時点のチーム平均得点105.8はイースタンカンファレンス15チーム中11位など、チームのオフェンス力の低さを指摘した上で「昨シーズンはブライアントが1試合平均14.3点、ハチムラが13.8点を記録し、チーム3、4位だった」と先シーズンの結果を振り返り、他にも「ともにリム周辺での得点に長けている」など、二人の攻撃スキルを評した。
 
 また、八村個人の能力についても、「昨シーズンは43試合で二桁得点を記録した」「キャリアで1試合平均13.7点ながら、ハーフタイムまでにニ桁得点に到達するのが半分以上(キャリア105試合中53試合)に上る」と、これまでのスタッツを綴り、得点力を高く評価している。

 さらに、NBA3シーズン目となる八村には「プレーオフに進出した昨シーズンも、すでにウィザーズを代表する選手の一人であった。彼がまた目立った一歩を踏み出せば、チームにとって大きな違いとなるはずだ」として、今シーズンの八村の今後のプレーが、チームにとって重要であると強調した。また、遠征への帯同などの情報が伝えられていることもあり、「ハチムラはこれまで以上の大きなインパクトを与える可能性もあるだろう」と、復帰後のパフォーマンスへの期待も付け加えている。

 シーズンが進むにつれ、今回紹介された両プレーヤーの不在が勝敗に大きく影響してきているのは明らかだ。特に日本のファンは八村のコートでの力強いプレーを心待ちにしている。ウィザーズが苦境から抜け出すための原動力となる事を願って止まない。

構成●THE DIGEST編集部