メンフィス・グリズリーズのジャ・モラントの勢いが止まらない。抜群のスピードを生かしたドライブと身体能力を兼備した2020年の新人王は、NBA3年目の今季、見事なパフォーマンスを披露している。
開幕戦で37得点をあげて波に乗ると、3戦目のロサンゼルス・レイカーズ戦で40得点の大爆発。11月26日の試合で左ヒザを痛めて約2週間の欠場を余儀なくされたものの、12月27日のフェニックス・サンズ戦で決勝弾を含む33得点、29日のレイカーズ戦ではシーズンハイの41得点、さらに1月3日のブルックリン・ネッツ戦ではゲームハイの36得点をあげて勝利の立役者となった。
試合後、ネッツのケビン・デュラントはモラントについて「彼はゲームをコントロールしている。ポイントガードのポジションで牽引できる効率的なプレーヤーだけど、スコアラーとしても成長している。素晴らしいペースで、喜びと情熱を持ってプレーしている」と称賛した。
続けてデュラントは「彼が俺たち前で開花しているのを皆が目撃している。彼は大学時代からこの軌道に乗っているんだ。いちバスケットボールファンとして、彼がこれからどんなキャリアを送っていくのかすごく楽しみだね」と若き俊英にエールを送った。
デュラントが語るように今季のモラントはオフェンス面で一皮剥けた印象がある。平均得点は昨季から6点も上昇(19.1→25.1)し、フィールドゴール成功率49.2%、3ポイント成功率40.4%(昨季はそれぞれ44.9%、30.3%)はいずれも自己最多の数字、そのほかにも5.7リバウンド、1.4スティール、平均3ポイント成功数1.8本もキャリアハイと見事なプレーを見せている。
前述の40得点をマークした開幕直後のレイカーズ戦では自己最多の6本の3ポイントを決めており、相手エースのレブロン・ジェームズは「ペリメーターからあそこまでショットが決まると、スピードと身体能力も相まって止めるのは難しくなる。あれだけ決まると、(ディフェンスは)何もできない」と脱帽していた。
リーグを代表する2人のスーパースターから称賛され、オールスター初出場も期待されているモラント。エースの活躍でチームもサンズやゴールデンステイト・ウォリアーズといった強豪相手に勝利を収めるなど、ここまで25勝14敗(勝率64.1%)、直近20試合では16勝と絶好調でウエスタン・カンファレンス4位につけている。
個人、チームともにこの調子をキープできれば22歳の司令塔はオールスター出場はもちろん、今季のMVP候補にも入ってくるかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
開幕戦で37得点をあげて波に乗ると、3戦目のロサンゼルス・レイカーズ戦で40得点の大爆発。11月26日の試合で左ヒザを痛めて約2週間の欠場を余儀なくされたものの、12月27日のフェニックス・サンズ戦で決勝弾を含む33得点、29日のレイカーズ戦ではシーズンハイの41得点、さらに1月3日のブルックリン・ネッツ戦ではゲームハイの36得点をあげて勝利の立役者となった。
試合後、ネッツのケビン・デュラントはモラントについて「彼はゲームをコントロールしている。ポイントガードのポジションで牽引できる効率的なプレーヤーだけど、スコアラーとしても成長している。素晴らしいペースで、喜びと情熱を持ってプレーしている」と称賛した。
続けてデュラントは「彼が俺たち前で開花しているのを皆が目撃している。彼は大学時代からこの軌道に乗っているんだ。いちバスケットボールファンとして、彼がこれからどんなキャリアを送っていくのかすごく楽しみだね」と若き俊英にエールを送った。
デュラントが語るように今季のモラントはオフェンス面で一皮剥けた印象がある。平均得点は昨季から6点も上昇(19.1→25.1)し、フィールドゴール成功率49.2%、3ポイント成功率40.4%(昨季はそれぞれ44.9%、30.3%)はいずれも自己最多の数字、そのほかにも5.7リバウンド、1.4スティール、平均3ポイント成功数1.8本もキャリアハイと見事なプレーを見せている。
前述の40得点をマークした開幕直後のレイカーズ戦では自己最多の6本の3ポイントを決めており、相手エースのレブロン・ジェームズは「ペリメーターからあそこまでショットが決まると、スピードと身体能力も相まって止めるのは難しくなる。あれだけ決まると、(ディフェンスは)何もできない」と脱帽していた。
リーグを代表する2人のスーパースターから称賛され、オールスター初出場も期待されているモラント。エースの活躍でチームもサンズやゴールデンステイト・ウォリアーズといった強豪相手に勝利を収めるなど、ここまで25勝14敗(勝率64.1%)、直近20試合では16勝と絶好調でウエスタン・カンファレンス4位につけている。
個人、チームともにこの調子をキープできれば22歳の司令塔はオールスター出場はもちろん、今季のMVP候補にも入ってくるかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部