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八村塁が待望の今季初出場!キャリア初のベンチスタートから2本のダンクを叩き込む<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.01.10

ようやくNBAキャリア3シーズン目をスタートさせた八村。今季初試合は約14分の出場で6得点、3リバウンドという結果だった。(C)Getty Images

 現地時間1月9日(日本時間10日)、敵地アムウェイ・センターで行なわれたオーランド・マジック戦で、ワシントン・ウィザーズの八村塁が遅ればせながらNBA3シーズン目を始動させた。

 キャリア初のベンチスタートとなったこの試合、第1クォーター残り6分30秒にコートへ立つと、第2、3クォーターも出場して計14分9秒をプレー。「厳密な出場時間の上限はないが、実戦にはしばらく出ていないから、出場する時間を短く区切って出てもらう予定だ。おそらく15~16分の出場になるだろう」と試合前にウェス・アンセルドJr.HC(ヘッドコーチ)が話していたとおり、短時間の出場となった。

 それでも、第2クォーター残り7分41秒に2投目のフリースローを決めて今季初得点をマークすると、6分37秒にはブラッドリー・ビールのアシストからボースハンドダンク。残り5分35秒には再びフリースローを1本沈めた。
 
 第3クォーター残り4分57秒には、ゴール下へダイブしてから左サイドにいたビールの3ポイントをアシスト。残り約3分にはオフェンシブ・リバウンドを奪ってダンクを叩き込んだ。

 最終的なスタッツは6得点、3リバウンド、1アシスト。今季初ショットとなった左コーナーからの3ポイントは慎重に放ったもののリングに嫌われ、その後打った長距離砲もすべて落としてしまうなど、フィールドゴール2/8、3ポイント0/3、フリースロー2/4と本調子とは言えず。ただ、トップ付近からカットしてきたチームメイトへ的確なパスを送るなど、アシストがつきそうなプレーもあった。

 試合はウィザーズが第4クォーター開始時点で4点のビハインドを背負っていたものの、残り7分で逆転に成功すると、そのまま逃げ切り102-100で勝利。終盤にはカイル・クーズマとビールが大事なフリースローを外してしまう場面もあったが、なんとか接戦をモノにして今季成績を20勝20敗の勝率5割に戻した。

文●秋山裕之(フリーライター)

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