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絶好調サンズを牽引するポールをエースと敵将も称賛!「勝負所がどこかを熟知している」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.01.22

リーグ首位のサンズを牽引するポール。好調マブズとの試合では、キャリア49度目の2桁アシスト&0ターンオーバーを記録した。(C)Getty Images

 現地時間1月20日(日本時間21日、日付は以下同)、ここ数試合で好調を維持するチーム同士の対戦となったフェニックス・サンズとダラス・マーベリックスの一戦。昨季のウエスタン・カンファレンス覇者のサンズは直近8戦で7勝、マブズもここ11戦で10勝と調子を上げており、この試合もお互いベストメンバーで対戦に臨んだ。

 試合はタイスコア7度、リードチェンジ14度という接戦のなか、最終クォーターに35-19で抜け出したサンズが109-101でマブズを撃破。今季の直接対決を3戦無敗で終えた。

 サンズはデビン・ブッカーが28得点、5リバウンド、6アシスト、マブズもルカ・ドンチッチが28得点、8リバウンド、8アシストと、両軍エースが好成績をマークしチームを引っ張るなか、試合を締めくくったのはクリス・ポール。キャリア17シーズン目を迎えた司令塔は、8点ビハインドで迎えた最終クォーターに3ポイント、レイアップ、ステップバックジャンパーを次々と成功させたほか、残り26.1秒には8点差へと広げる長距離砲をねじ込み、10得点を集中砲火を浴びせマブズをねじ伏せた。
 
 これには敵将のジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)も「クリスはいつ行くべきなのか熟知している。第4クォーターでそれをまざまざと見せていた」と称賛。ブッカーも「彼が皆を引っ張っている。凄く意見を言ってくれるんだ」と大きな信頼を寄せていた。

 今季平均10.0アシストでリーグトップを快走する36歳の大ベテランは、この試合で20得点、5リバウンド、11アシスト、2スティールをマークした上で0ターンオーバー。2桁アシストに0ターンオーバーはキャリア49度目と、抜群の安定感が光る。

 連勝を5に伸ばしたサンズは、今季戦績を35勝9敗(勝率79.5%)としてリーグベストの座を堅持。昨季、球団史上初のNBAチャンピオンまであと2勝まで肉薄した彼らは、今季こそ王座獲得を虎視眈々と狙っている。

「僕たちは皆、お互いのことを信頼している。昨シーズンは学ぶべきことがたくさんあったけど、一緒に時間を過ごして経験を積んだ。だから今の僕らはどんな状況に陥ろうと、パニックボタンを押すことはない。自分たちがやるべきことに集中し、勝負所でもいいパフォーマンスができているんだ」
 
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