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「恥ずかしいとしか言いようがない」ホームでの完敗にウィザーズのビールが嘆き「練習のように決めていた」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.01.25

ホームでの大敗にウィザーズ主砲のビールは「恥ずかしいとしか言いようがない」と嘆いた。(C)Getty Images

 現地時間1月23日(日本時間24日、日付は以下同)に行なわれたボストン・セルティックスとワシントン・ウィザーズによる一戦は、23歳のオールスターフォワードが今季リーグ2位タイとなる51得点の大暴れでセルティックスを116-87の快勝へと導いた。

「恥ずかしいとしか言いようがない。ジェイソンに特にやられまくった。彼はまるで練習しているかのように、決めたい時に決めていた」

 ウィザーズのエースとしてこの試合で19得点に5リバウンド、7アシストを残したブラッドリー・ビールは、テイタムを称えるとともにチームのふがいなさを嘆いた。

 昨季のプレーイン・ゲームのウィザーズ戦で50得点の大爆発を見せたテイタムは、この日も、フィールドゴール64.3%(18/28)、3ポイント64.3%(9/14)、フリースロー100%(6/6)で51得点を奪い、さらに10リバウンド、7アシストの超絶パフォーマンスを見せた。

 テイタムは過去3戦で17本の3ポイントをすべて落としていたが、「彼はプルアップの3ポイントが6/8だった。本来は難しいはずのショットを楽に決められてしまった。言い訳ではないが、リズムに乗せてしまい、簡単に得点されてしまった」とウィザーズのウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチが悔やんだように、試合を支配していた。
 
「何本もショットを落としている時、自分には何ができるか分かっているから、笑い飛ばさなきゃいけないときもある。ショットを決められない時だってある。それだけ多くの試合をこなしているんだからね」(テイタム)

 昨年12月以来の3連敗を喫したウィザーズでは、ビールのほかにデニ・アブディヤが13得点、7リバウンド、カイル・クーズマが12得点、7リバウンド、トーマス・ブライアントが11得点、4リバウンド、八村塁は19分27秒の出場で7得点、7リバウンド、2アシスト、1スティール。

 この試合を終えて、セルティックスはイースタン・カンファレンス8位の24勝24敗(勝率50.0%)でウィザーズは同10位の23勝24敗(勝率48.9%)。両チームのゲーム差はわずか0.5だが、12位のアトランタ・ホークスが4連勝で21勝25敗(勝率45.7%)まで伸ばしており、1.5ゲーム差まで迫っている。

 はたして、ウィザーズはどこまで粘って白星を積み重ねていくことができるのか。2年連続のプレーオフ進出に向けて、今後もタフな戦いが続きそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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