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NBA

「今、最強なのはエンビードだ」シャックも太鼓判を押すMVP候補が自身の転機を語る<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.01.27

6年目の今季、自己最多の平均29.0点をあげるなど支配的な活躍を続けるエンビード。MVPの有力候補に浮上している。(C)Getty Images

6年目の今季、自己最多の平均29.0点をあげるなど支配的な活躍を続けるエンビード。MVPの有力候補に浮上している。(C)Getty Images

 現地時間1月25日(日本時間26日、日付は以下同)に行なわれたニューオリンズ・ペリカンズ戦。ホームのフィラデルフィア・セブンティシクサーズは前半を終えて50-58と8点のビハインドを背負っていた。

 だがシクサーズは後半に入って67-49と一気に形成を逆転し、最終スコア117-107で勝利。前戦に続き2連勝を飾った。

「彼は素晴らしい選手。それが彼を表現するのにうってつけの言葉だと思う。素晴らしい選手というのは本当にいいプレーをするし、凄く集中していて、チームを束ねる見事なリーダーなんだ。ハーフタイムの時、彼は真っ先に手を挙げて『俺のせいだ。俺がディフェンスでもっといいプレーをしないといけない。皆のディフェンスも引き上げてみせる』と言ったんだ。私は非常に嬉しかったね」

 試合後にシクサーズのドック・リバースHCが絶賛した彼とはもちろん、ジョエル・エンビードのこと。27歳の大黒柱は、前半で18得点、7リバウンドを記録していたものの、後半に入ってさらにギアを上げ、24得点、7リバウンドに4ブロックと攻守両面で暴れ回った。
 
 終わってみればいずれもゲームハイとなる42得点、14リバウンド、4ブロックの大活躍。直近4試合連続で35得点、10リバウンド以上と、支配的なパフォーマンスを続けている。

『ESPN Stats & Info』によると、NBAとABAが統合された1976-77シーズン以降、この記録を達成したのはエンビードが史上4人目。シャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)、アンソニー・デイビス(レイカーズ)が4試合連続、カール・マローン(元ユタ・ジャズほか)が87-88シーズンに唯一5試合連続で達成している。

 また、エンビードは上記の4試合を含む5戦連続でプレータイムを上回る得点を奪う効果的な働きを披露。12月16日以降の18試合では平均34.2点をあげ、その間チームを13勝5敗に導くなど、今季のリーグMVP有力候補に浮上している。
 
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