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NBA

ドンチッチ、モラント、ボール。進境著しい若手PGで元オールスターガードの“お気に入り”は?<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.02.02

20代前半ながらすでにリーグ有数の選手となったドンチッチ(右)、モラント(左上)、ボール(左下)。このなかで最初にMVPを手にするのは誰なのか。(C)Getty Images

20代前半ながらすでにリーグ有数の選手となったドンチッチ(右)、モラント(左上)、ボール(左下)。このなかで最初にMVPを手にするのは誰なのか。(C)Getty Images

 現在のNBAでは、開幕直後にMVP候補にも挙がったジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ/22歳)をはじめ、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス/22歳)、ラメロ・ボール(シャーロット・ホーネッツ/20歳)、トレイ・ヤング(アトランタ・ホークス/23歳)ら、若手ポイントガードが存在感を示している。そのなかで、かつてスコアリングガードとして鳴らしたギルバート・アリナスが“お気に入り”を指名した。

 2021-22シーズン前半戦のトピックのひとつに、3年目を迎えたモラントの覚醒が挙げられる。19年のドラフト1巡目2位指名でNBA入りした司令塔は、今季40試合に出場して平均26.4点(前年比+7.3)、6.8アシスト、FG成功率49.1%、1.28スティールをマーク。チームをウエスタン・カンファレンス3位(35勝18敗)と好位置に牽引している。

 昨季新人王に輝いた20年ドラフト全体3位指名のボールも2年目の今季、44試合に出場して平均19.5点(前年比+3.8)、7.2リバウンド(+1.3)、7.7アシスト(+1.6)と一段階ステップアップ。4年目のドンチッチは、ケガを抱えながらも平均25.6点、8.9リバウンド、8.9アシストと相変わらずのオールラウンダーぶりを発揮している。
 
 現役時代にNBA11シーズンで平均20.7点を記録し、攻撃的ガードとして人気を博した元オールスター選手のアリナスは、自身がホストを務める『Fubo Sports』の番組「No Chill」で、「フランチャイズをスタートさせるには、向こう5年間を任せられるポイントガードが必要だ。ジャ・モラント、ルカ・ドンチッチ、ラメロ・ボール、この3人から誰を選ぶ?」との質問に答えた。

「大型ガード(身長201センチ)のルカだ。1番(ポイントガード)、2番(シューティングガード)、3番(スモールフォワード)でプレーできる。どのポジションで起用してもミスマッチを作れるから、彼を選ぶ」

 アリナスは共同ホストからボールへの見解を求められ、歴代2位の通算1万2091アシストを誇る名司令塔を引き合いに出して高く評価している。

「ラメロはジェイソン・キッドタイプだ。閃光のような華やかさがあり、パスを第一に考えている。もちろんシュートを打てるし、得点もしている。ただ(マイルズ)ブリッジズのような選手はいるが、ほかにタレントが揃えばラメロを止めるのはより難しくなる。

 彼のバスケIQが高いから、MVP候補になれるくらい大きく飛躍するだろう。(スティーブ)ナッシュがフェニックス・サンズで、アマレ(スタッダマイアー)、ショーン・マリオンとともにブームを起こしたようにね」

 モラント、ドンチッチ、ボールはいずれもまだ20代前半。今後どのような成長曲線を描いていくのか、大きな注目が集まる。

構成●ダンクシュート編集部
 
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