ロサンゼルス・レイカーズは、再び先の見えぬトンネルに入ろうとしている。
1月下旬から3連敗を含む2勝6敗と調子を落とし、26勝30敗で借金は今季ワーストの「4」。ウエスタン・カンファレンス9位でプレーイン・トーナメント出場(10位以内)も安泰ではない状況だ。フランチャイズOBのジェームズ・ウォージーは、古巣に“ワースト”のレッテルを突きつけている。
今のレイカーズは、開幕前に“スーパーチーム”と期待された面影もない。レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスをベースに、ラッセル・ウエストブルック、カーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワードとベテランスターを獲得したが、2枚看板がケガで離脱した影響もあって波に乗れず。昨年12月23日のサンアントニオ・スパーズ戦で28点差、今年1月15日のデンバー・ナゲッツ戦では37点差と、大敗するケースも少なくない。
現在はレブロンとデイビスが戦列に戻っているが、2月8日のミルウォーキー・バックス戦では最大30点差をつけられるなど116-131で完敗。連戦となった翌9日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦はウエストブルックが背中の張りで欠場したなかで第4クォーターにリードを奪いながら、スター選手不在の相手に105-107と逆転負けを喫した。
レブロンは試合後、「明らかにタフな負けだ。とにかく疲れている。ワインを飲んでベッドに入って寝たいよ」と失意のコメント。現役時代にレイカーズ一筋でリーグ優勝3回を経験し、1988年にはファイナルMVPにも輝いたウォージーも、『Spectrum SportsNet』で古巣の現状を嘆いている。
「今まで見てきたレイカーズのなかでもどん底だ。もうこれ以上の言葉はない。バックス戦では、強豪チーム相手に大敗して現実を見た。ブレイザーズ戦もまるでYMCAの選抜グループと対戦しているようだった。勝つべき試合で勝てない。今、チームは強烈なウイルスに侵されている。何が薬かも分からない。ペイント内とファーストブレイクで多くのポイントを許し、(ブレイザーズに)敗れたのは本当に深刻だという証だ。彼らがどう解決しようとしているのか分からないが、とにかく今夜の試合は最低だった」
ネームバリューでは優勝候補筆頭と見られていたが、タイトル獲得どころか、プレーオフ進出さえも危うい状況になりつつあるレイカーズ。本日のトレード・デッドラインでも動きがなかった名門は、この逆境から這い上がれるだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
1月下旬から3連敗を含む2勝6敗と調子を落とし、26勝30敗で借金は今季ワーストの「4」。ウエスタン・カンファレンス9位でプレーイン・トーナメント出場(10位以内)も安泰ではない状況だ。フランチャイズOBのジェームズ・ウォージーは、古巣に“ワースト”のレッテルを突きつけている。
今のレイカーズは、開幕前に“スーパーチーム”と期待された面影もない。レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスをベースに、ラッセル・ウエストブルック、カーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワードとベテランスターを獲得したが、2枚看板がケガで離脱した影響もあって波に乗れず。昨年12月23日のサンアントニオ・スパーズ戦で28点差、今年1月15日のデンバー・ナゲッツ戦では37点差と、大敗するケースも少なくない。
現在はレブロンとデイビスが戦列に戻っているが、2月8日のミルウォーキー・バックス戦では最大30点差をつけられるなど116-131で完敗。連戦となった翌9日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦はウエストブルックが背中の張りで欠場したなかで第4クォーターにリードを奪いながら、スター選手不在の相手に105-107と逆転負けを喫した。
レブロンは試合後、「明らかにタフな負けだ。とにかく疲れている。ワインを飲んでベッドに入って寝たいよ」と失意のコメント。現役時代にレイカーズ一筋でリーグ優勝3回を経験し、1988年にはファイナルMVPにも輝いたウォージーも、『Spectrum SportsNet』で古巣の現状を嘆いている。
「今まで見てきたレイカーズのなかでもどん底だ。もうこれ以上の言葉はない。バックス戦では、強豪チーム相手に大敗して現実を見た。ブレイザーズ戦もまるでYMCAの選抜グループと対戦しているようだった。勝つべき試合で勝てない。今、チームは強烈なウイルスに侵されている。何が薬かも分からない。ペイント内とファーストブレイクで多くのポイントを許し、(ブレイザーズに)敗れたのは本当に深刻だという証だ。彼らがどう解決しようとしているのか分からないが、とにかく今夜の試合は最低だった」
ネームバリューでは優勝候補筆頭と見られていたが、タイトル獲得どころか、プレーオフ進出さえも危うい状況になりつつあるレイカーズ。本日のトレード・デッドラインでも動きがなかった名門は、この逆境から這い上がれるだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
関連記事
- ウエストブルックは“被害者”?アリナスがレイカーズの問題点を指摘「シュートを打たない奴がいる」<DUNKSHOOT>
- コビー&シャック——最高のデュオにして最大のライバルが生んだ醜聞やトラブル、そして栄光【NBAデュオ列伝|前編】
- レイカーズが3連敗で借金3も、ウエストブルックは“不屈の精神”で逆襲を誓う「決してあきらめないし、屈しない」<DUNKSHOOT>
- 【NBA】八村塁、後半に3P連発で逆転勝利に貢献!アシストとブロックも今季最多と躍動…ネッツは泥沼10連敗<DUNKSHOOT>
- 【NBA】渡邊雄太が豪快ダンク阻止!約1か月ぶりのブロック&3ポイント成功、チームも今季最長の8連勝<DUNKSHOOT>