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今季ワースト借金のレイカーズにOBも嘆き「今まで見てきたなかでもどん底」。トレード期限も動かず<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.02.11

今季ワーストの借金4を背負うレイカーズ。トレードには動かず、現状の布陣で好転を目指すことに。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズは、再び先の見えぬトンネルに入ろうとしている。

 1月下旬から3連敗を含む2勝6敗と調子を落とし、26勝30敗で借金は今季ワーストの「4」。ウエスタン・カンファレンス9位でプレーイン・トーナメント出場(10位以内)も安泰ではない状況だ。フランチャイズOBのジェームズ・ウォージーは、古巣に"ワースト"のレッテルを突きつけている。

 今のレイカーズは、開幕前に"スーパーチーム"と期待された面影もない。レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスをベースに、ラッセル・ウエストブルック、カーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワードとベテランスターを獲得したが、2枚看板がケガで離脱した影響もあって波に乗れず。昨年12月23日のサンアントニオ・スパーズ戦で28点差、今年1月15日のデンバー・ナゲッツ戦では37点差と、大敗するケースも少なくない。

 現在はレブロンとデイビスが戦列に戻っているが、2月8日のミルウォーキー・バックス戦では最大30点差をつけられるなど116-131で完敗。連戦となった翌9日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦はウエストブルックが背中の張りで欠場したなかで第4クォーターにリードを奪いながら、スター選手不在の相手に105-107と逆転負けを喫した。
 
 レブロンは試合後、「明らかにタフな負けだ。とにかく疲れている。ワインを飲んでベッドに入って寝たいよ」と失意のコメント。現役時代にレイカーズ一筋でリーグ優勝3回を経験し、1988年にはファイナルMVPにも輝いたウォージーも、『Spectrum SportsNet』で古巣の現状を嘆いている。

「今まで見てきたレイカーズのなかでもどん底だ。もうこれ以上の言葉はない。バックス戦では、強豪チーム相手に大敗して現実を見た。ブレイザーズ戦もまるでYMCAの選抜グループと対戦しているようだった。勝つべき試合で勝てない。今、チームは強烈なウイルスに侵されている。何が薬かも分からない。ペイント内とファーストブレイクで多くのポイントを許し、(ブレイザーズに)敗れたのは本当に深刻だという証だ。彼らがどう解決しようとしているのか分からないが、とにかく今夜の試合は最低だった」

 ネームバリューでは優勝候補筆頭と見られていたが、タイトル獲得どころか、プレーオフ進出さえも危うい状況になりつつあるレイカーズ。本日のトレード・デッドラインでも動きがなかった名門は、この逆境から這い上がれるだろうか。

構成●ダンクシュート編集部
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