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2月は平均10.3点の八村塁を指揮官は「自信が増した」と高評価!「もっとスリーを打ってほしい」と新たな注文も<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.03.01

八村は2月に平均10.3点、3ポイントは22本中14本を決め、63.6%と高確率を残した。(C)Getty Images

 ワシントン・ウィザーズに所属する八村塁は、今季ここまで20試合に出場し、平均8.9点、3.1リバウンド、1.1アシスト、フィールドゴール成功率46.2%、3ポイント48.8%、フリースロー76.7%という成績を残している。

 ただチームは、1月は5勝9敗、2月は4勝7敗と黒星が先行し、27勝33敗(勝率45.0%)でイースタン・カンファレンス10位。2月上旬にエースのブラッドリー・ビールが手首の手術でシーズンを終え、トレードで獲得したクリスタプス・ポルジンギスも故障で復帰時期は未定とチームの台所事情は厳しい。

 そんななか、ウェス・アンセルドHC(ヘッドコーチ)は八村を「ルイは(ここ20試合)自信が増したと思う」と高評価。続けて「スリーが好調だし、理想的なスペーシングでボールが回ってきた時など、状況に応じてもっとスリーを打ってほしい」とリクエストした。

「自信を持って打っているので、チームメイトも彼にどんどんパスを出している。そして積極的に縦(ゴール下)に攻め、ディフェンス面もしっかりこなしている。用語などまだ完全に慣れていない部分があるから、カバレージ(カバーリング)が混乱することもあるが、1対1のディフェンスはしっかりとできている」
 一方、八村の今後の課題について「オフボール、ディフェンス、スイッチ後のカバレージ」を挙げ「彼が初めて学んでいる要素もあるから慣れていかないといけない。その時のポジショニングや細かい部分を磨く必要がある。あとはコミュニケーションだ。時間が経って回数を重ねればもっと上手くなるだろう。全体的には良い方に進んでいる」と述べた。

 またオフェンスの改善点は「あえて言うならスペーシングと(プレーの選択を)より早く判断することだ。キャッチ&ゴーならすぐにリムアタック、もしくはより早くボールを回すこと、そしてフリーでリズムよく打てるなら自信を持って打つこと、それができればチームにとって大きい」と語った。

 オールスター前の試合でシーズンハイの20得点をあげたのをはじめ、2月は平均10.3点、2.4リバウンド、1.2アシスト、フィールドゴール49.4%、3ポイントは驚異の63.6%(14/22)と着実に調子を上げている八村。

 チームは2年連続のプレーオフ進出に黄信号が灯っているだけに、背番号8にはシーズン後半戦のさらなるステップアップが期待される。

構成●ダンクシュート編集部

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