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NBA

「お前はジョーダンになれる!」ウルブズが誇る守備職人が俊英エドワーズを絶賛<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.03.12

今季目覚ましい活躍を見せるエドワーズ(左)を、ベバリー(右)は「ジョーダンになれる」と称賛した。(C)Getty Images

今季目覚ましい活躍を見せるエドワーズ(左)を、ベバリー(右)は「ジョーダンになれる」と称賛した。(C)Getty Images

 現地時間3月11日、かつてロサンゼルス・クリッパーズなどでピュアシューターとして活躍したJJ・レディックらがホストを務めるポッドキャスト番組『The Old Man and the Three』に、パトリック・ベバリーがゲストとして出演した。

 ベバリーは昨季までのキャリア9シーズンのうち、プレーオフに7度出場。クリッパーズに在籍した昨季はウエスタン・カンファレンス・ファイナルまで進出した。

 カンファレンス決勝に到達するのは、クリッパーズのフランチャイズ史上初の快挙。その舞台でチームはフェニックス・サンズの前に2勝4敗で敗れたものの、カワイ・レナードが故障離脱したなかで、ポール・ジョージやレジー・ジャクソンを中心とした布陣で奮闘を見せた。

「俺たちはウエスタン・カンファレンス・ファイナルに進んだ。それはあのチームにとってこれまで達成していなかったことなんだ。それに俺はあのチームに初期からいたから、契約延長になると考えていた。簡単にそうなるだろうと見ていたんだ。でも彼らが提示した額は、あり得ないほどに俺を軽視していると感じるものだった」
 
 ベバリーにはクリッパーズが強豪チームへ成長するうえで、その根幹を担ってきたという自負があった。ヒューストン・ロケッツ時代も含め、オールディフェンシブチームに3度選ばれてきたリーグ有数の守備職人は、クリッパーズにタフなメンタリティを持ち込み、プレーオフを勝ち上がれるチームへと進化させたというプライドがあったのだろう。

 だが、ベバリーが怒りを露わにしたように契約延長は実現せず、昨年8月に2度のトレードを経てウルブズへ移籍。それでも、今季は3月10日終了時点で平均9.1点、4.3リバウンド、4.9アシスト、1.1スティールをマークすると、その活躍が評価されて2月15日に延長契約を結び、来季も契約下に入ることとなった。

 ウルブズは現在38勝29敗(勝率56.7%)でウエスト7位。プレーイン・トーナメント進出圏内におり、4シーズンぶりのプレーオフへ進出可能な好位置にいる。
 
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