6月16日(日本時間17日、日付は以下同)、シャーロット・ホーネッツのラメロ・ボールが今季の新人王に選ばれた。フランチャイズの歴史においては、ラリー・ジョンソン(1991-92シーズン)、エメカ・オカフォー(2004-05シーズン/※当時のチーム名はボブキャッツ)に続き3人目の快挙となる。
しかし、最後までしのぎを削ったライバルは、少なからずこの結果に不満があるようだ。
2020年ドラフト1巡目3位でホーネッツから指名を受けたボールは、開幕直後はレギュラーに定着していたわけではなかった。それでも、2月に入ってスターターの座に就くと、月間平均20.1点、6.2リバウンド、6.7アシストを記録。3か月連続(12・1月、2月、3月)で月間最優秀新人賞に選出されるなど好調をキープしていたが、3月20日のロサンゼルス・クリッパーズ戦で右手首を骨折。負傷当初はシーズン中の復帰は難しいだろうと言われていたなかで、5月に復帰して10試合に出場した。
最終的に、51試合で平均15.7点、5.9リバウンド、6.1アシスト、1.59スティールを記録。1973-74シーズンにスティールが公式スタッツになって以降、ルーキーとして平均15点、5リバウンド、6アシスト、1.50スティール以上を記録したのは、マジック・ジョンソン、アンファニー・ハーダウェイ、スティーブ・フランシス、クリス・ポール、マイケル・カーター・ウィリアムズ、ベン・シモンズに続いて7人目で、6月16日(同17日)に発表された投票結果で465ポイントを獲得して、見事新人王に輝いた。
2位以下の投票結果は、ミネソタ・ティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズが309ポイント、サクラメント・キングスのタイリース・ハリバートンが114ポイント、デトロイト・ピストンズのサディック・ベイが3ポイント。ボールとエドワーズの一騎打ちの様相だが、ボールがケガ前の“貯金”を使って逃げ切ったような形になった。
しかし、エドワーズは少なからず結果に納得がいかない部分があったのか、インスタグラムのストーリー(24時間で自動削除される写真・動画)で友人からのメッセージを投稿した。
「アンソニー・エドワーズは(新人王を)盗まれた。メロ、君は彼を怒らせちゃいけない。トロフィーを返上し、真実を語れ」
20年ドラフト1位指名のエドワーズは、全72試合に出場して平均19.3点、4.7リバウンド、2.9アシスト、1.14スティールをマーク。シーズンフル稼働した自負に加え、MVPレースで全試合に出場したデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが、ケガで21試合を欠場したフィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードを抑えてタイトルを射止めた例に照らし合わせれば、受賞の可能性を信じていたとしても不思議はないだろう。
その後、エドワーズはストーリーの投稿を削除したが、思わず“本音”が行動ににじみ出てしまったのかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
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しかし、最後までしのぎを削ったライバルは、少なからずこの結果に不満があるようだ。
2020年ドラフト1巡目3位でホーネッツから指名を受けたボールは、開幕直後はレギュラーに定着していたわけではなかった。それでも、2月に入ってスターターの座に就くと、月間平均20.1点、6.2リバウンド、6.7アシストを記録。3か月連続(12・1月、2月、3月)で月間最優秀新人賞に選出されるなど好調をキープしていたが、3月20日のロサンゼルス・クリッパーズ戦で右手首を骨折。負傷当初はシーズン中の復帰は難しいだろうと言われていたなかで、5月に復帰して10試合に出場した。
最終的に、51試合で平均15.7点、5.9リバウンド、6.1アシスト、1.59スティールを記録。1973-74シーズンにスティールが公式スタッツになって以降、ルーキーとして平均15点、5リバウンド、6アシスト、1.50スティール以上を記録したのは、マジック・ジョンソン、アンファニー・ハーダウェイ、スティーブ・フランシス、クリス・ポール、マイケル・カーター・ウィリアムズ、ベン・シモンズに続いて7人目で、6月16日(同17日)に発表された投票結果で465ポイントを獲得して、見事新人王に輝いた。
2位以下の投票結果は、ミネソタ・ティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズが309ポイント、サクラメント・キングスのタイリース・ハリバートンが114ポイント、デトロイト・ピストンズのサディック・ベイが3ポイント。ボールとエドワーズの一騎打ちの様相だが、ボールがケガ前の“貯金”を使って逃げ切ったような形になった。
しかし、エドワーズは少なからず結果に納得がいかない部分があったのか、インスタグラムのストーリー(24時間で自動削除される写真・動画)で友人からのメッセージを投稿した。
「アンソニー・エドワーズは(新人王を)盗まれた。メロ、君は彼を怒らせちゃいけない。トロフィーを返上し、真実を語れ」
20年ドラフト1位指名のエドワーズは、全72試合に出場して平均19.3点、4.7リバウンド、2.9アシスト、1.14スティールをマーク。シーズンフル稼働した自負に加え、MVPレースで全試合に出場したデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが、ケガで21試合を欠場したフィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードを抑えてタイトルを射止めた例に照らし合わせれば、受賞の可能性を信じていたとしても不思議はないだろう。
その後、エドワーズはストーリーの投稿を削除したが、思わず“本音”が行動ににじみ出てしまったのかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
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