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「アレンに会えて嬉しい」ガーネットの永久欠番式典で和解した2人。約10年ぶりの雪解けにアリーナも大歓声<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.03.15

ガーネット(中央)の永久欠番セレモニーで、長年不仲だったアレン(右)との和解がついに実現した。(C)Getty Images

 現地時間3月13日(日本時間14日、日付は以下同)、ボストン・セルティクスはホームのTDガーデンでダラス・マーベリックスと対戦するも、終盤に競り合った末に92-95で惜敗した。

 もっとも、この日のメインは試合後にあった。2007年夏に加入し、2007-08シーズンのリーグ制覇に大きく貢献。2012-13シーズンまで6年間在籍したレジェンド、ケビン・ガーネットが着用した背番号5の永久欠番セレモニーが開催されたのである。

 2020年(式典開催は2021年)にバスケットボール殿堂入りを果たし、昨年NBAが発表した75周年記念チームにも名を連ねたガーネットは、ミネソタ・ティンバーウルブズ時代にリーグ最高級の選手へと成長を遂げ、2006-07シーズンのオフにボストンへ加入。生え抜きのポール・ピアース、同じくこの年加入したレイ・アレンとともに"ビッグ3"を形成すると、その周囲をラジョン・ロンド(現クリーブランド・キャバリアーズ)やケンドリック・パーキンズ、ジェームズ・ポージーにエディ・ハウスといった選手たちが固めたセルティックスは、一躍優勝候補に浮上した。
 
 迎えた2007-08シーズンはリーグベストの66勝16敗(勝率80.5%)を記録。プレーオフでは苦しんだものの、NBAファイナルでコビー・ブライアント率いるロサンゼルス・レイカーズを4勝2敗で下し、22年ぶりにチャンピオンとなった。

 ビッグ3擁するセルティックスは、2010年にもイースタン・カンファレンスを制して頂上決戦へと駆け上がるも、再び激突したレイカーズの前に最終第7戦までもつれた末に敗北。2012年にはファイナル返り咲きまであと1勝まで迫ったが、同じくレブロン・ジェームズ、ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュのビッグ3率いるマイアミ・ヒートに敗れた。

 6シーズンの在籍で計396試合に出場し、平均15.7点、8.3リバウンド、2.7アシスト、1.2スティール、1.0ブロックを残してきたガーネット。自身の永久欠番入りが実現することを描いてきたかと聞かれると、こう答えていた。
 
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ついに迎えたKGとアレンの雪解け