ワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールが、現地時間3月24日に公開されたドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)のポッドキャスト番組に出演した。
そこで昨季の同僚で、今季ロサンゼルス・レイカーズでプレーしているラッセル・ウエストブルックがチーム不振のA級戦犯として誹謗中傷の被害に遭っていることに、ビールは苛立ちを露わにしていた。
「本当にイライラする。特に彼とは一緒にプレーしてきたからなおさらね。彼を軽視するのを止めるべきだ。じゃなきゃ僕らはまるで(将来に)殿堂入りしない選手とプレーしていたことになるじゃないか」
昨季のウィザーズはシーズン前半こそ苦戦を強いられたが、後半戦にビールが得点面で、ウエストブルックがトリプルダブルを連発し白星を量産。前者は平均31.3点に4.7リバウンド、4.4アシスト、1.2スティール、後者は平均22.2点、11.5リバウンド、11.7アシスト、1.4スティールと暴れまわり、ウィザーズを3シーズンぶりのプレーオフへと導く立役者となった。
その後、昨夏の大型トレードでウィザーズはウエストブルックをレイカーズへ放出し、カイル・クーズマやケンテイビアス・コールドウェル・ポープといった即戦力を複数獲得。
ウィザーズは25日を終えた時点でイースタン・カンファレンス12位の31勝42敗(勝率42.5%)、レイカーズも同じ戦績でウエスタン・カンファレンス10位に低迷している。
ビールは今季も平均23.2点、4.7リバウンド、6.6アシストを残すも、2月上旬に左手首のケガのため今季残り試合の全休が発表された。
昨季ウィザーズで共闘し、プレーオフへの切符を勝ち取った元チームメイトに対し、ビールはこう語っていた。
「ラスは勝利するバスケットボールをプレーしているんだ。リバウンドを奪い、アシストを決める。マッチアップを優位に立たせるようにしていくんだ。そしてラスは毎時間で100マイル(約161㎞)も走り回ってハードにプレーする。彼のことを嫌っているヤツらは、彼のプレーを観ていないからだ」
プレーイン・トーナメントを勝ち抜き、プレーオフ進出を目指すレイカーズにおいて、ウエストブルックは平均18.2点、7.5リバウンド、7.2アシスト、1.0スティールを記録。ここ4試合はいずれも20得点以上を奪っている。
今季のレイカーズはすでにシーズン負け越しが確定していることもあり、ウエストブルックに対する印象が悪くなったという声があることは事実。
とはいえ、彼が17年のMVPで平均トリプルダブルを4度もクリアしたNBA屈指の選手であることに変わりはない。
今季のラストスパートへ向けて、ウエストブルックには昨季のような爆発を期待したいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
そこで昨季の同僚で、今季ロサンゼルス・レイカーズでプレーしているラッセル・ウエストブルックがチーム不振のA級戦犯として誹謗中傷の被害に遭っていることに、ビールは苛立ちを露わにしていた。
「本当にイライラする。特に彼とは一緒にプレーしてきたからなおさらね。彼を軽視するのを止めるべきだ。じゃなきゃ僕らはまるで(将来に)殿堂入りしない選手とプレーしていたことになるじゃないか」
昨季のウィザーズはシーズン前半こそ苦戦を強いられたが、後半戦にビールが得点面で、ウエストブルックがトリプルダブルを連発し白星を量産。前者は平均31.3点に4.7リバウンド、4.4アシスト、1.2スティール、後者は平均22.2点、11.5リバウンド、11.7アシスト、1.4スティールと暴れまわり、ウィザーズを3シーズンぶりのプレーオフへと導く立役者となった。
その後、昨夏の大型トレードでウィザーズはウエストブルックをレイカーズへ放出し、カイル・クーズマやケンテイビアス・コールドウェル・ポープといった即戦力を複数獲得。
ウィザーズは25日を終えた時点でイースタン・カンファレンス12位の31勝42敗(勝率42.5%)、レイカーズも同じ戦績でウエスタン・カンファレンス10位に低迷している。
ビールは今季も平均23.2点、4.7リバウンド、6.6アシストを残すも、2月上旬に左手首のケガのため今季残り試合の全休が発表された。
昨季ウィザーズで共闘し、プレーオフへの切符を勝ち取った元チームメイトに対し、ビールはこう語っていた。
「ラスは勝利するバスケットボールをプレーしているんだ。リバウンドを奪い、アシストを決める。マッチアップを優位に立たせるようにしていくんだ。そしてラスは毎時間で100マイル(約161㎞)も走り回ってハードにプレーする。彼のことを嫌っているヤツらは、彼のプレーを観ていないからだ」
プレーイン・トーナメントを勝ち抜き、プレーオフ進出を目指すレイカーズにおいて、ウエストブルックは平均18.2点、7.5リバウンド、7.2アシスト、1.0スティールを記録。ここ4試合はいずれも20得点以上を奪っている。
今季のレイカーズはすでにシーズン負け越しが確定していることもあり、ウエストブルックに対する印象が悪くなったという声があることは事実。
とはいえ、彼が17年のMVPで平均トリプルダブルを4度もクリアしたNBA屈指の選手であることに変わりはない。
今季のラストスパートへ向けて、ウエストブルックには昨季のような爆発を期待したいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)