現地時間4月16日、NBAはプレーオフがついにスタート。ウエスタン・カンファレンスは3カード、イースタン・カンファレンス1カードの計4試合が行なわれた。
ウエスト4位のダラス・マーベリックス(52勝30敗/勝率63.4%)はルカ・ドンチッチがケガで欠場したこともあり、5位のユタ・ジャズ(49勝33敗/勝率59.8%)の前に93-99で敗戦。ウエスト2位のメンフィス・グリズリーズ(56勝26敗/勝率68.3%)はプレーインを勝ち上がった7位のミネソタ・ティンバーウルブズ(46勝36敗/勝率56.1%)に117-130で黒星と、上位チームが下位チームに敗れる波乱。
その一方で、3位のゴールデンステイト・ウォリアーズ(53勝29敗/勝率64.6%)は6位のデンバー・ナゲッツ(48勝34敗/勝率58.5%)を123-107、イースト4位のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(51勝31敗/勝率62.2%)は5位のトロント・ラプターズ(48勝34敗/勝率58.5%)を131-111でそれぞれ撃破した。
今季リーグトップの平均115.9点をマークしたウルブズと、同2位の115.6点を残したグリズリーズによる一戦は、キャリア2年目でプレーオフデビューを飾った20歳のアンソニー・エドワーズがいきなりゲームハイの36得点に6アシスト、2ブロックを叩き出してウルブズを牽引。
さらにウルブズはカール・アンソニー・タウンズが29得点、13リバウンド、マリーク・ビーズリーが23得点、ジェイデン・マクダニエルズが15得点、7リバウンド、3ブロックを記録。アウェイチームがレギュレーション(4クォーター終了まで)で130得点を奪ってプレーオフ初戦に勝利したのは、1978年のニューヨーク・ニックス以来、約44年ぶりの快挙となった。
ウォリアーズではステフィン・カリーが約1か月ぶりに戦列復帰し、ベンチスタートで16得点、4アシストを飾るなか、プレーオフデビューの3年目の22歳、ジョーダン・プールが5本の3ポイント成功を含む30得点の大暴れ。
そしてシクサーズでは2年目のタイリース・マキシーがゲームハイの38得点の大活躍。試合後、21歳のガードは「僕はただコートへ出てチームを助けるためにベストを尽くそうとしただけ。それは僕が毎晩やっていることで、アグレッシブにやったんだ。チームの皆が、このシリーズではアグレッシブになる必要があると言ってくれた。僕はスタートから、そうしたまでさ」と振り返った。
シクサーズはマキシーのほか、トバイアス・ハリスが26得点、6リバウンド、6アシスト、ジェームズ・ハーデンが22得点、14アシスト、ファウルトラブルに陥ったジョエル・エンビードが19得点、15リバウンドを残し、上々のスタートを切った。
一発勝負のプレーインとは異なり、プレーオフは同じチーム相手に4勝しなければシリーズを突破できないタフな戦いのため、先勝しただけでシリーズを優位に立ったとは言い切れない。
それでも、若手が躍動して勝利を収めたことは、その選手とチームに自信を植え付けることは間違いない。エドワーズにプール、マキシーというヤングスターたちが第2戦以降でも活躍を続けることができるか見ものだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
ウエスト4位のダラス・マーベリックス(52勝30敗/勝率63.4%)はルカ・ドンチッチがケガで欠場したこともあり、5位のユタ・ジャズ(49勝33敗/勝率59.8%)の前に93-99で敗戦。ウエスト2位のメンフィス・グリズリーズ(56勝26敗/勝率68.3%)はプレーインを勝ち上がった7位のミネソタ・ティンバーウルブズ(46勝36敗/勝率56.1%)に117-130で黒星と、上位チームが下位チームに敗れる波乱。
その一方で、3位のゴールデンステイト・ウォリアーズ(53勝29敗/勝率64.6%)は6位のデンバー・ナゲッツ(48勝34敗/勝率58.5%)を123-107、イースト4位のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(51勝31敗/勝率62.2%)は5位のトロント・ラプターズ(48勝34敗/勝率58.5%)を131-111でそれぞれ撃破した。
今季リーグトップの平均115.9点をマークしたウルブズと、同2位の115.6点を残したグリズリーズによる一戦は、キャリア2年目でプレーオフデビューを飾った20歳のアンソニー・エドワーズがいきなりゲームハイの36得点に6アシスト、2ブロックを叩き出してウルブズを牽引。
さらにウルブズはカール・アンソニー・タウンズが29得点、13リバウンド、マリーク・ビーズリーが23得点、ジェイデン・マクダニエルズが15得点、7リバウンド、3ブロックを記録。アウェイチームがレギュレーション(4クォーター終了まで)で130得点を奪ってプレーオフ初戦に勝利したのは、1978年のニューヨーク・ニックス以来、約44年ぶりの快挙となった。
ウォリアーズではステフィン・カリーが約1か月ぶりに戦列復帰し、ベンチスタートで16得点、4アシストを飾るなか、プレーオフデビューの3年目の22歳、ジョーダン・プールが5本の3ポイント成功を含む30得点の大暴れ。
そしてシクサーズでは2年目のタイリース・マキシーがゲームハイの38得点の大活躍。試合後、21歳のガードは「僕はただコートへ出てチームを助けるためにベストを尽くそうとしただけ。それは僕が毎晩やっていることで、アグレッシブにやったんだ。チームの皆が、このシリーズではアグレッシブになる必要があると言ってくれた。僕はスタートから、そうしたまでさ」と振り返った。
シクサーズはマキシーのほか、トバイアス・ハリスが26得点、6リバウンド、6アシスト、ジェームズ・ハーデンが22得点、14アシスト、ファウルトラブルに陥ったジョエル・エンビードが19得点、15リバウンドを残し、上々のスタートを切った。
一発勝負のプレーインとは異なり、プレーオフは同じチーム相手に4勝しなければシリーズを突破できないタフな戦いのため、先勝しただけでシリーズを優位に立ったとは言い切れない。
それでも、若手が躍動して勝利を収めたことは、その選手とチームに自信を植え付けることは間違いない。エドワーズにプール、マキシーというヤングスターたちが第2戦以降でも活躍を続けることができるか見ものだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
関連記事
- 共通点は“ニックス憎し”。ミラー&ジャクソンの“ヒール・コンビ”が誕生するまで【NBAデュオ列伝|前編】<DUNKSHOOT>
- 揺るがないリラードの“ブレイザーズ愛”「ここにいたいし、チームもそう望んでると思う」<DUNKSHOOT>
- NBAオールタイム“ヨーロピアンチーム”に入った名手たち。現役は2人、旧ユーゴの国からは5人が選出<DUNKSHOOT>
- NBAプレーオフは16日開幕!マブズはドンチッチが最初の2試合を欠場見込み、ウォリアーズのカリーは復帰の可能性<DUNKSHOOT>
- “96年ブルズ”vs“17年ウォリアーズ”はどちらが強い? 名手がブルズ圧勝を予想する理由「マイケルを止められる選手はいない」<DUNKSHOOT>