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NBA

ブルズでの1年目を終えたデローザンが今季を総括「控えめに言っても最高のシーズンだった」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.04.28

加入1年目でブルズを躍進に導いたデローザン。プレーオフでは完敗を喫したが、来季への手応えを語った。(C)Getty Images

加入1年目でブルズを躍進に導いたデローザン。プレーオフでは完敗を喫したが、来季への手応えを語った。(C)Getty Images

 現地時間4月27日に行なわれたプレーオフ1回戦第5戦。ミルウォーキー・バックスがシカゴ・ブルズを116-100で下し、4勝1敗でシリーズを突破した。

 バックスは唯一敗れた第2戦でクリス・ミドルトンが左ヒザの内側側副靭帯捻挫により戦線離脱。だが第3戦から無傷の3連勝でカンファレンス・セミファイナル進出を果たした。

 一方、ブルズは今季5シーズンぶりのプレーオフに進出したものの、昨季王者の前に撃沈。第5戦ではザック・ラビーンが新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入り、アレックス・カルーソが脳震盪プロトコルによりそれぞれ欠場するなか、パトリック・ウィリアムズがプレーオフ自己最多の23得点、ニコラ・ヴュチェビッチが19得点、16リバウンド、6アシスト、2ブロック、コビー・ホワイトが17得点を残したが、頼みのデマー・デローザンは11得点、7アシスト、3スティールにとどまった。

 今季のブルズはウィリアムズが手首のケガで長期離脱、ロンゾ・ボールが左ヒザの手術を受けて1月以降戦列を離れるなど、ケガに悩まされたシーズンだった。
 
 それでも、デローザンをはじめとする多くの新加入選手たちを中心に一時はイースタン・カンファレンス首位に立つなど健闘。最終的にイースト6位の46勝36敗(勝率56.1%)を残したのだから、胸を張っていいシーズンと言えるだろう。

 特に4年ぶりにオールスターへ返り咲いたデローザンは、新天地でキャリアハイの平均27.9点に5.2リバウンド、4.9アシストを記録。年末年始には2夜連続となる逆転3ポイントブザービーター、2月には8試合連続で35得点+フィールドゴール成功率50%以上と、2つのNBA新記録を樹立した。

 プレーオフを含めた長丁場を戦い抜いた32歳のベテランは、キャリア13年目のシーズンをこう振り返る。

「パーフェクトだ。これ以上ないほどにね。控えめに言っても最高のシーズンだった。フロントオフィス、チームメイト、それにこの街。全てのことが僕の想像できないほどのものだった。予想だにしないことが起こって、まるで夢が叶ったかのようなシーズンさ。僕はすでに来シーズンを楽しみにしている」
 
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