スコッティ・ピッペンは1987~2004年にNBAでプレーし、リーグ優勝6回、最も偉大な50選手、創設75周年記念チームにも選出されたレジェンの1人だ。“史上屈指のオールラウンダー”と呼ばれた男が、自身が考える最強のスターティング5を答えている。
ピッペンは“神様”マイケル・ジョーダンの相棒として知られ、1991~93、96~98年にシカゴ・ブルズで3連覇を達成。マジック・ジョンソン、ラリー・バード、アイザイア・トーマス、クライド・ドレクスラー、チャールズ・バークレー、アキーム・オラジュワン、ジョン・ストックトン、カール・マローン、ゲイリー・ペイトン、コビー・ブライアント、シャキール・オニールといった名だたるライバルたちと激しい戦いを繰り広げた。
ピッペン自身、オールスターに7回出場し、オールNBA1stチーム3回、オールディフェンシブ1stチーム8回、スティール王1回に輝くなど、2ウェイプレーヤーとしてその名を轟かせた。
どうしても偉大なジョーダンの陰に隠れがちだったが、あのコビーが「もし俺が若手だったら、スコッティ・ピッペンのディフェンス面に焦点を当てる。彼は天才だった。ボールへのプレッシャー、パッシングレーンでのプレー、ブロックショット、チャージングを取る技術、そして彼は情熱を持って戦っていた」と賛辞を送ったことからも、実力の高さがうかがえる。
自伝『Unguarded』の告知を兼ねたフランスのバスケットボール専門メディア『TrashTalkProduction』のインタビューで、ピッペンは「君が選ぶ歴代ベスト5を教えて。自分を入れてもいい」と言われ、「自分、マイケル・ジョーダン、マジック(ジョンソン)を選ぶ」とコメント。ここで少し考え込み、残りの2人に関して言葉を続けた。
「現在バスケはポジションレスだからチャールズ・バークレーにしたい。往年の選手を入れたいね。あとはシャック(シャキール・オニール)だ。彼には苦労させられた。いや、ちょっと待ってくれ。バークレーの代わりにヤニスにする。ヤニスを4番(パワーフォワード)、シャックが5番(センター)だ」
最終的にピッペンが選んだのはマジック、ジョーダン、ピッペン、アデトクンボ、シャックの5人。1度は選んだバークレーを取り下げ、現代から唯一アデトクンボの名前を挙げた。
インタビュー内では「どうやってヤニス・アデトクンボのような選手を守る?」という質問にも回答。
ピッペンは「ペイントの外に彼を追いやらないといけない。それが最初の仕事だが、決して簡単なことではない。支配的なプレーヤーで、シャックを彷彿させる部分も多い。むしろ、シャックよりプレーエリアは広い。だから、フィジカル的にヤニスを押し出していかないとダメだ。
ただ、私は彼を守れる選手とは言えない。私にとって彼は大きすぎる(ピッペンが201センチなのに対し、アデトクンボは211センチ)。ヘルプやダブルチームになるだろうし、彼にはホーレス(グラント)やデニス・ロッドマンのように(当たりに)強い選手を対峙させないといけない。止めるのは難しいだろうね」と、アデトクンボのアンストッパブルぶりに舌を巻いた。
確執が浮き彫りとなり、辛辣な言葉を突き付けるシーンも多いジョーダンをしっかりと選出しているあたりは、「史上最高のチームメイトだった」という評価が“本心”であることを証明していると言えるかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
ピッペンは“神様”マイケル・ジョーダンの相棒として知られ、1991~93、96~98年にシカゴ・ブルズで3連覇を達成。マジック・ジョンソン、ラリー・バード、アイザイア・トーマス、クライド・ドレクスラー、チャールズ・バークレー、アキーム・オラジュワン、ジョン・ストックトン、カール・マローン、ゲイリー・ペイトン、コビー・ブライアント、シャキール・オニールといった名だたるライバルたちと激しい戦いを繰り広げた。
ピッペン自身、オールスターに7回出場し、オールNBA1stチーム3回、オールディフェンシブ1stチーム8回、スティール王1回に輝くなど、2ウェイプレーヤーとしてその名を轟かせた。
どうしても偉大なジョーダンの陰に隠れがちだったが、あのコビーが「もし俺が若手だったら、スコッティ・ピッペンのディフェンス面に焦点を当てる。彼は天才だった。ボールへのプレッシャー、パッシングレーンでのプレー、ブロックショット、チャージングを取る技術、そして彼は情熱を持って戦っていた」と賛辞を送ったことからも、実力の高さがうかがえる。
自伝『Unguarded』の告知を兼ねたフランスのバスケットボール専門メディア『TrashTalkProduction』のインタビューで、ピッペンは「君が選ぶ歴代ベスト5を教えて。自分を入れてもいい」と言われ、「自分、マイケル・ジョーダン、マジック(ジョンソン)を選ぶ」とコメント。ここで少し考え込み、残りの2人に関して言葉を続けた。
「現在バスケはポジションレスだからチャールズ・バークレーにしたい。往年の選手を入れたいね。あとはシャック(シャキール・オニール)だ。彼には苦労させられた。いや、ちょっと待ってくれ。バークレーの代わりにヤニスにする。ヤニスを4番(パワーフォワード)、シャックが5番(センター)だ」
最終的にピッペンが選んだのはマジック、ジョーダン、ピッペン、アデトクンボ、シャックの5人。1度は選んだバークレーを取り下げ、現代から唯一アデトクンボの名前を挙げた。
インタビュー内では「どうやってヤニス・アデトクンボのような選手を守る?」という質問にも回答。
ピッペンは「ペイントの外に彼を追いやらないといけない。それが最初の仕事だが、決して簡単なことではない。支配的なプレーヤーで、シャックを彷彿させる部分も多い。むしろ、シャックよりプレーエリアは広い。だから、フィジカル的にヤニスを押し出していかないとダメだ。
ただ、私は彼を守れる選手とは言えない。私にとって彼は大きすぎる(ピッペンが201センチなのに対し、アデトクンボは211センチ)。ヘルプやダブルチームになるだろうし、彼にはホーレス(グラント)やデニス・ロッドマンのように(当たりに)強い選手を対峙させないといけない。止めるのは難しいだろうね」と、アデトクンボのアンストッパブルぶりに舌を巻いた。
確執が浮き彫りとなり、辛辣な言葉を突き付けるシーンも多いジョーダンをしっかりと選出しているあたりは、「史上最高のチームメイトだった」という評価が“本心”であることを証明していると言えるかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
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