現地時間５月８日に行なわれたフェニックス・サンズとダラス・マーベリックスのプレーオフ・ウエスタン・カンファレンス準決勝第４戦は、マーベリックスが111－101で勝利。アウェーでの第１、２戦を落としたものの、ホームで行なわれた第３、４戦に連勝し、シリーズ戦績を２勝２敗のタイに戻した。

　この試合、マーベリックスは３ポイントが冴えた。ドリアン・フィニー・スミスが８本（試投数12／成功率66.7％）、ダービス・ベルターンスも４本（試投数６／成功率66.7％）の長距離砲を沈めるなど、チーム全体で20本をヒットさせ、成功率も45.5％と高確率で決め続けた。これが勝利につながったと言えよう。

　０勝２敗の苦境から盛り返し、シリーズを振り出しに戻したマーベリックス。この日26得点、11アシストをマークした主砲ルカ・ドンチッチは試合後、「最初の２試合はハードにプレーできていなかった」と語り、さらに一丸となって勝利したチームについて、誇らしげにこう語った。
  「もし１％でもチャンスがあるなら、僕たちは信じる。このチーム、そしてこの絆は特別さ。全員がコート上ですべてを出し切ろうとする。ハードにプレーし、（相手を）ストップさせれば、僕たちは危険なチームになるんだ」

　第５戦は10日、サンズの本拠地フェニックス・サンズ・アリーナで行なわれる。戦績がイーブンになったとはいえ、相手は今季リーグ最高勝率の64勝18敗（勝率78.0％）を記録した強敵だけに、この先も厳しい戦いが待ち受けているのは間違いない。ドンチッチ擁する“特別なチーム”マーベリックスは、はたして格上を打ち破りアップセットを起こせるのだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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