近年はレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)がその座に肉薄しているとはいえ、"NBA史上最高の選手"の称号はマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)の手にあると言っていいだろう。
そんな彼の跡を継ぐ選手として、これまで数多くのスター候補生たちが"ネクスト・ジョーダン"と呼ばれてきた。そしてそのなかで最も"神様"に近づいたのが、コビー・ブライアント(元レイカーズ)だ。
ジョーダンに強い憧れを持ってNBA入りしたコビーは、プレースタイルからメンタル面まで、あらゆる部分でジョーダンを模倣。同じシューティングガードで得点力に優れ、ディフェンスでも他を圧倒、さらに抜群の勝負強さも備えていたとあって、コート上での振る舞いはまさに瓜二つだったと言っていい。
元NBA選手で、現在は『ESPN』でアナリストを務めるティム・レグラーも、それを証言する人物の1人。ポッドキャスト番組『The Old Man and The Three』に出演したレグラーは、ホストを務めるJJ・レディック(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)から「彼(コビー)の考え方はジョーダンに一番近かった?」と問われ、こう答えた。
「間違いなく、100%だ。マインドセットとスキルセット。それが一番似ている。間違いなく、マイケル・ジョーダンに最も近いレプリカだよ。彼(コビー)は彼(ジョーダン)になりたかったんだ。物腰から話し方までね。インタビューの受け答えも、コート上でも、ボールデッド中も、すべてマイケル・ジョーダンだった」
コビーはジョーダンの"完璧なレプリカ"だと言い切ったレグラー。ただ、コビーがジョーダンになりきろうとするその思考を、周囲は理解できなかったのではないかと考えているという。
「人々は最初、コビー・ブライアントに共感するのに苦労したと思う。『こいつは何者なんだ、別の誰かになろうとしているぞ』って感じだったからね。そのことが、ファンやメディアと彼の関係性を損ねたと思う。人々はこの男をどう受け止めていいかわからなかったのさ」
ただ、最終的にコビーは5度のリーグ制覇をはじめ、シーズンMVP1回、ファイナルMVP2回、オールNBAチーム選出15回、オールディフェンシブチーム選出12回、オールスター選出18回、得点王2回、さらにはジョーダンをも超える1試合81得点など、"彼自身の輝かしいキャリア"を築き上げた。そして、世界中のファンから愛されるスーパースターとなったのは言うまでもない。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】「Mr.レイカーズ」&「Mr.NBA」史上最高のスーパースター、コビー・ブライアント特集!
そんな彼の跡を継ぐ選手として、これまで数多くのスター候補生たちが"ネクスト・ジョーダン"と呼ばれてきた。そしてそのなかで最も"神様"に近づいたのが、コビー・ブライアント(元レイカーズ)だ。
ジョーダンに強い憧れを持ってNBA入りしたコビーは、プレースタイルからメンタル面まで、あらゆる部分でジョーダンを模倣。同じシューティングガードで得点力に優れ、ディフェンスでも他を圧倒、さらに抜群の勝負強さも備えていたとあって、コート上での振る舞いはまさに瓜二つだったと言っていい。
元NBA選手で、現在は『ESPN』でアナリストを務めるティム・レグラーも、それを証言する人物の1人。ポッドキャスト番組『The Old Man and The Three』に出演したレグラーは、ホストを務めるJJ・レディック(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)から「彼(コビー)の考え方はジョーダンに一番近かった?」と問われ、こう答えた。
「間違いなく、100%だ。マインドセットとスキルセット。それが一番似ている。間違いなく、マイケル・ジョーダンに最も近いレプリカだよ。彼(コビー)は彼(ジョーダン)になりたかったんだ。物腰から話し方までね。インタビューの受け答えも、コート上でも、ボールデッド中も、すべてマイケル・ジョーダンだった」
コビーはジョーダンの"完璧なレプリカ"だと言い切ったレグラー。ただ、コビーがジョーダンになりきろうとするその思考を、周囲は理解できなかったのではないかと考えているという。
「人々は最初、コビー・ブライアントに共感するのに苦労したと思う。『こいつは何者なんだ、別の誰かになろうとしているぞ』って感じだったからね。そのことが、ファンやメディアと彼の関係性を損ねたと思う。人々はこの男をどう受け止めていいかわからなかったのさ」
ただ、最終的にコビーは5度のリーグ制覇をはじめ、シーズンMVP1回、ファイナルMVP2回、オールNBAチーム選出15回、オールディフェンシブチーム選出12回、オールスター選出18回、得点王2回、さらにはジョーダンをも超える1試合81得点など、"彼自身の輝かしいキャリア"を築き上げた。そして、世界中のファンから愛されるスーパースターとなったのは言うまでもない。
構成●ダンクシュート編集部
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