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過去に0勝3敗から勝ち上がったチームはゼロ。追い込まれた状況下で、マブズのキッドHCは「旅の始まりに過ぎない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.05.23

絶望的な状況に追い込まれたマブズ。はたしてどのような形でシリーズを終えるのか。(C)Getty Images

 現地時間5月22日(日本時間23日、日付は以下同)に行なわれたゴールデンステイト・ウォリアーズとのウエスタン・カンファレンス・ファイナル第3戦に、100-109で敗れたダラス・マーベリックス。これで対戦成績は0勝3敗となり、シリーズ敗退の崖っぷちに追い込まれてしまった。

 この試合、マブズは第2クォーター終盤に9点のリードを奪ったものの、その後猛反撃に遭い逆転負け。主砲ルカ・ドンチッチは2試合連続の40得点超え、スペンサー・ディンウィディーが26得点、ジェイレン・ブランソンも20得点をあげたものの、チーム全体のフィールドゴール成功率が40.0%(30/75)、3ポイント成功率も28.9%(13/45)と、ショット不振が響き3連敗を喫した。

 過去に行なわれたすべてのプレーオフシリーズにおいて、0勝3敗から勝ち上がったチームは存在しない。絶望的な状況となったなかで、マブズのジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)は、試合後の会見で"ウエスト決勝を戦う意味"を問われ、こう答えた。
 
「これは旅の始まりに過ぎない。"この1試合"や"このシリーズ"よりも、ずっと大きなことなんだ。誰もが期待していなかったなかで、我々のフランチャイズにとってとても大きなものになった」

 リーグ制覇を果たした2011年以降、1度もファーストラウンドを突破できていなかったマブズにとって今季は"序章"であり、ウエスト決勝の舞台に辿り着いたことだけでも大きな財産になったと語ったキッドHC。ただ、スウィープで敗退するより、ひとつでも多く勝利した方が来季へとつながるのは間違いない。24日にホームで行なわれる第4戦、まずはシリーズ1勝目を手にしてほしいところだ。

構成●ダンクシュート編集部

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