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NBA

「ルカはネクスト・レブロンにはなれない」ドンチッチを巡る世論にキングの元同僚が物申す「同じレベルはあり得ない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.05.26

シャンパートは元同僚のレブロン(左)と、23歳の若さでリーグを牽引するドンチッチ(右)の比較に疑問を呈した。(C)Getty Images

シャンパートは元同僚のレブロン(左)と、23歳の若さでリーグを牽引するドンチッチ(右)の比較に疑問を呈した。(C)Getty Images

 ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチは、NBA4年目にして“リーグの顔”の1人となっている。23歳のスロベニア人はポイントフォワード的な役割を担い、トリプルダブルを量産するなど、活躍ぶりは目覚ましい。

 2018年のドラフト全体3位指名でNBA入りしたドンチッチは、ルーキーイヤーから平均21.2点、7.8リバウンド、6.0アシストを記録して新人王を獲得。2年目には平均28.8点、9.4リバウンド、8.8アシストとさらに成績を伸ばし、20歳にしてオールスター出場を果たした。

 過去3年連続でオールスター出場、3年連続でオールNBA1stチーム選出。4年目にして通算トリプルダブル回数は歴代10位の46回を数えるなど、名実ともに現代NBAを牽引しているヤングスターの1人だ。

 今季は初めて1回戦を突破し、カンファレンス準決勝ではリーグ最高勝率のフェニックス・サンズに先に王手をかけられながら4勝3敗で逆転勝ち。自身は平均32.6点、9.9リバウンド、7.0アシスト、2.14スティールと目覚ましい活躍を見せ、ゴールデンステイト・ウォリアーズとのカンファレンス決勝でも、4試合で2回の40得点超えと圧巻のパフォーマンスは続いている。
 
 そんなドンチッチには“ネクスト・レブロン”の期待も寄せられるが、クリーブランド・キャバリアーズでレブロン・ジェームズと3年半共闘し、16年にはともにリーグ優勝を経験した元同僚のイマン・シャンパートは『VLAD TV』のインタビューで、世間の論調に待ったをかけた。

「レブロンはルカがお気に入りの選手だと言っています。あなたはルカが“ネクスト・レブロン”になり得ると言いますか?」と尋ねられると、シャンパートは「ノー」と即答している。

「ルカはネクスト・レブロンにはなれない。レブロンは身長206cmで速く走れて、高く飛び、さまざまなシチュエーションに順応できる。ルカは違うスタイルで素晴らしいプレーを見せているが、同じスターのポテンシャルだと思うかい? マーケティングならまだしも、選手として同じレベルはあり得ない」

 ドンチッチは身長201センチで、大型ポイントガードとして攻撃を牽引。1学年下のジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)のような爆発的な身体能力はないが、プルアップジャンパー、ステップバック3ポイント、ドリブルからのレイアップやフローター、ポストアップまで得点のバリエーションは豊富だ。
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