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NBA

自身初のファイナル進出へ王手をかけたセルティックスのテイタム「2勝3敗で追い込まれているつもりで戦う」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.05.27

イーストの決勝はセルティックスが3勝2敗で王手。明日の大一番に向け、テイタムが意気込みを語った。(C)Getty Images

イーストの決勝はセルティックスが3勝2敗で王手。明日の大一番に向け、テイタムが意気込みを語った。(C)Getty Images

 現地時間5月26日、ゴールデンステイト・ウォリアーズが本拠地チェイス・センターでダラス・マーベリックスを120-110で撃破。ウエスタン・カンファレンス・ファイナルを4勝1敗で制し、2019年以来、3年ぶりにNBAファイナルの舞台に駒を進めた。

 今年のチャンピオンを決めるファイナルは6月2日に幕を開ける。ウォリアーズの相手となるのは、現在イースタン・カンファレンス・ファイナルを戦っているマイアミ・ヒートとボストン・セルティックスの勝者となる。

 両チームによるシリーズは5試合を終えてセルティックスが3勝2敗で王手をかけており、27日にセルティックスの本拠地TDガーデンで第6戦が行なわれる。

 ヒートのエリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)は第5戦後に「ファイナルへのチケットを手にしたければ、途方もないほどタフなことを切り抜けなければならない」と語っていたものの、「我々のディフェンスは相手チームへメンタル面のストレスと緊張を与えていると思う」というイーメイ・ユドカHCの言葉通り、現状ではセルティックスが優勢だ。
 
 というのも、セルティックスはここ2試合ともにヒートを82得点以下に抑え込んでおり、被フィールドゴール成功率も33.3%以下、第5戦では3ポイント成功率をわずか15.6%(7/45)に封じているからだ。

 シリーズ平均23.8点、7.8リバウンド、5.8アシスト、1.0スティールでセルティックスを引っ張るジェイソン・テイタムは、第6戦を翌日に控えた26日に『SunHerald』へ「過去を振り返ったりはしないし、TVで言われていることを信じたりもしない。僕らはチャンピオンシップを勝ち取るために戦っている。まだ終わりにはほど遠いんだ」と話し、2勝3敗と追い込まれて迎えたミルウォーキー・バックスとのカンファレンス・セミファイナル第6戦の気持ちで臨むと明かした。

「僕らはそのことを話していたんだ。ミルウォーキーへ行って、重要な第6戦に勝ったことをね。このチームはそれができるんだと分かっている。僕らは次の試合がマスト・ウィン・ゲームなんだというマインドセットで臨む。2勝3敗で追い込まれているつもりで戦う」
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