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NBA

“コーチ・イグダーラ”は毒舌?ウォリアーズの同僚曰く「本当に率直。聞きたくないことでも真実を述べてしまうんだ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.05.30

若手とベテランが融合するウォリアーズにおいて、最年長のイグダーラはコーチ役も兼ねているという。(C)Getty Images

若手とベテランが融合するウォリアーズにおいて、最年長のイグダーラはコーチ役も兼ねているという。(C)Getty Images

 現地時間5月29日(日本時間30日、日付は以下同)、ボストン・セルティックスが敵地FTXアリーナでマイアミ・ヒートを100-96で下し、シリーズ戦績4勝3敗でイースタン・カンファレンス・ファイナルを突破。この結果により、6月2日からスタートする今年のNBAファイナルは、リーグが創設された1946-47シーズンから今なお残るセルティックスとゴールデンステイト・ウォリアーズ(当時はフィラデルフィア・ウォリアーズ)が激突することとなった。

 両チームによるレギュラーシーズンの直接対決は1勝1敗。しかしながら、セルティックスでNBAファイナルに出場した経験を持つ選手は皆無で、ベテランのアル・ホーフォードもプレーオフ通算141試合に出場しながら頂上決戦は初。これは、ファイナル不出場の選手として史上最多の出場試合数だった。

 一方のウォリアーズは、2015年以降の8年間で6度目のファイナル進出。スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)の下、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン、アンドレ・イグダーラはそのすべてを経験、ケボン・ルーニーは通算3度目と、頂上対決における経験値だけで言えばウォリアーズに分があるのは明白だ。
 
 もっとも、今季3シーズンぶりにウォリアーズへ復帰したイグダーラは、レギュラーシーズンはわずか31試合の出場にとどまり、スタッツも平均19.5分のプレータイムで4.0点、3.2リバウンド、3.7アシスト。プレーオフに入ってからは首のケガに悩まされており、デンバー・ナゲッツとのファーストラウンド第5戦から欠場が続いている。

 だが、38歳の大ベテランは今季、これまで以上にコーチとしての役割をこなしているという。29日にカーHCは、記者たちの前でこう話していた。

「今シーズンの我々には、(ベテランと若手が互いに支援していく)素晴らしいメンタリングシステムがある。若い選手たちがベテランたちとプレーし、彼ら(ベテラン陣)がしっかりと見てくれているんだ。特にアンドレは、カウンセリングとアドバイスという点で素晴らしい仕事をしてくれている。それは彼の持つユーモアと(トゲのない)嫌味、謎めいたメッセージといったアンドレならではのやり方なんだ」
 
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