現地時間6月2日に行なわれたゴールデンステイト・ウォリアーズとボストン・セルティックスのNBAファイナル第1戦は、120-108でセルティックスが先勝。ホームで戦ったウォリアーズは第3クォーター終了時点で12点のリードを奪ったものの、第4クォーターに16-40と猛反撃を食らい、大逆転負けを喫してしまった。
大事な初戦を落とし、早くもホームコート・アドバンテージを失ったウォリアーズ。ただ、ドレイモンド・グリーンは試合後「まぁいいさ。なにか別のこと、違う方法でやるというチャンスを得たということ。この挑戦を受け入れる。俺たちはいつだって挑戦を受け入れてきた。それに(この敗戦が)自信を揺るがすこともない。パニックになることなんてないね」と語るなど、強気な姿勢を崩していなかった。
ただ翌3日、グリーンは自身のポッドキャスト番組で「あの試合を振り返ってみて、俺は彼(ステフィン・カリー)を失望させてしまったと思った」と胸中を吐露。「いいプレーができてなかったからな。ステフがあれほどのプレーをしていたのだから、俺は自分の仕事をこなして勝利で終えるべきだった」と、絶好調だったエースに反し、自身のパフォーマンスが低調だったと反省の弁を述べた。
第1戦、グリーンはフィールドゴール成功率16.7%(2/12)、3ポイント4本とフリースロー3本をすべて落とすなどショットが乱調。さらに試合時間残り5分10秒、逆転を許した場面でコートへ戻るも、直後のポゼッションでターンオーバーを喫するなど精彩を欠いていた。
セルティックスが講じてきたスイッチングディフェンスの前にパスコースを塞がれてしまい、ショットクロック残りわずかとなって自ら“打たざるを得なかった”ショットもいくつかあったグリーン。5日に行なわれる第2戦に向けて、次のように語った。
「もっといいプレーをしなきゃいけないことはわかっている。だがステフがスタートから爆発したことは好材料だった。俺たちは自分も含めて、ほかの全員で(カリーを)助けていき、あれを続けてもらう必要がある」
第1戦のセルティックスは3ポイントを21/41(成功率51.2%)と高確率でヒット。この調子が今後も続くとは思えないが、油断が禁物なのは間違いない。ファイナルという大舞台では何が起こるかわからないだけに、ウォリアーズとしては攻守両面で修正すべき箇所をクリアにし、次戦でリベンジしたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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大事な初戦を落とし、早くもホームコート・アドバンテージを失ったウォリアーズ。ただ、ドレイモンド・グリーンは試合後「まぁいいさ。なにか別のこと、違う方法でやるというチャンスを得たということ。この挑戦を受け入れる。俺たちはいつだって挑戦を受け入れてきた。それに(この敗戦が)自信を揺るがすこともない。パニックになることなんてないね」と語るなど、強気な姿勢を崩していなかった。
ただ翌3日、グリーンは自身のポッドキャスト番組で「あの試合を振り返ってみて、俺は彼(ステフィン・カリー)を失望させてしまったと思った」と胸中を吐露。「いいプレーができてなかったからな。ステフがあれほどのプレーをしていたのだから、俺は自分の仕事をこなして勝利で終えるべきだった」と、絶好調だったエースに反し、自身のパフォーマンスが低調だったと反省の弁を述べた。
第1戦、グリーンはフィールドゴール成功率16.7%(2/12)、3ポイント4本とフリースロー3本をすべて落とすなどショットが乱調。さらに試合時間残り5分10秒、逆転を許した場面でコートへ戻るも、直後のポゼッションでターンオーバーを喫するなど精彩を欠いていた。
セルティックスが講じてきたスイッチングディフェンスの前にパスコースを塞がれてしまい、ショットクロック残りわずかとなって自ら“打たざるを得なかった”ショットもいくつかあったグリーン。5日に行なわれる第2戦に向けて、次のように語った。
「もっといいプレーをしなきゃいけないことはわかっている。だがステフがスタートから爆発したことは好材料だった。俺たちは自分も含めて、ほかの全員で(カリーを)助けていき、あれを続けてもらう必要がある」
第1戦のセルティックスは3ポイントを21/41(成功率51.2%)と高確率でヒット。この調子が今後も続くとは思えないが、油断が禁物なのは間違いない。ファイナルという大舞台では何が起こるかわからないだけに、ウォリアーズとしては攻守両面で修正すべき箇所をクリアにし、次戦でリベンジしたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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